【放送芸能】綾瀬はるか NHK「精霊の守り人 最終章」今夜スタートNHKの大河ファンタジー「精霊の守(も)り人(びと) 最終章」(土曜午後9時、全9回)が25日から放送される。昨年3月に始まったシリーズの第3部で、主人公バルサを演じた綾瀬はるか(32)の激しいアクションと壮大な映像が話題となった。綾瀬は3年にわたる撮影期間を振り返り「バルサという役は大きな壁であり、新しい自分を引き出してくれた」といとおしむように語った。 (砂上麻子) ドラマは「鹿の王」で第12回本屋大賞を受賞した作家上橋菜穂子の「守り人」シリーズが原作で、短槍(たんそう)使いの女用心棒バルサと新ヨゴ国の皇太子チャグムらの冒険を描く。 シリーズの最後を迎えたことに「撮影が大変だったので終わらない気がしていたが、いよいよというか、やっとこさという感じ」とほっとした表情を浮かべる。「バルサも槍(やり)を置くんだと思うと寂しい」とも。 槍を使った激しいアクションシーンが高く評価されたが、本格的なアクションはほぼ初めて。「最初は撮影が大変で、気力と体力がないと乗り越えられない、無理かもと思った」と振り返る。毎日、腹筋など筋トレをしながら撮影に臨み、難度の高いアクションをこなした。「シーズンI、II、最終章とやっていく中で、どんどん自分の中でのバルサ像もしっかりしてきて、アクションも楽になってきた。最終章では『物足りないなあ。これでいいんですか?』みたいな感じになった」と自信を見せる。 「精霊-」での経験は、日本テレビで放送中のドラマ「奥様は、取り扱い注意」(水曜午後10時)で「元特殊工作員の専業主婦」というキャラクターを演じる上でも生かされている。「アクション女優」と呼ばれることに、本人は「まだそこまでは…」と照れる。 最終章では、バルサとチャグムがバルサの故郷カンバル王国に向かう。王国の陰謀を暴きながら、バルサは自分の過去に向き合うことになる。綾瀬は「一匹おおかみだったバルサがチャグムと出会って母性に目覚め、最後はバルサがさらに強くなるし、人にも優しくなり素直になれた」とその変化を説明する。 バルサを演じて「男らしい役は演じたことがなかったけど、こういう役もできたんだ」と達成感を感じる。「まだやったことがない役がたくさんあるので、これからどんな役を演じられるのか楽しみ」と笑った。 関連記事ピックアップ Recommended by
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