スルッとKANTOの「なんでも掲示板」はてな支社 このページをアンテナに追加 RSSフィード

【当ブログの目次】
【スルッとKANTOのHPトップ】
【読書ノート目次】

2017-11-02 「後継者難清算は黒字企業が多い」のを知らないはてな民 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメントAdd Star

11月4日

なんか「そんな中小企業継承させずに潰せよ」というはてブオンパレードで草。黒字なのに後継者いなくて清算になり、社会的損失、というケースは意外と多い / “後継ぎいない中小企業、127万社 政府、集中対策へ:朝日新聞デジタルhttp://htn.to/Grxm7Tc

後継者難で廃業する中小企業」のニュースに、「そんな中小企業延命させるな!」というはてな民大杉はてな民って、何だかんだで、大企業リーマン多数派なんだな

因みに「後継者廃業中小企業過半数黒字廃業」らしい。でも大企業リーマンな「はてな民」は、「どうせ廃業中小企業の9割は赤字なんでしょ?」(だから延命させる意味ないんでしょ?)と無根拠に思い込んでそうだ

から、「何故、黒字中小企業でも事業継承がうまく行かないのか?」をとことん掘り下げて分析したほうがいい。言語化されない中小企業独自の強みとか人脈とかの承継が、うまく出来ないからか?

まあ、割と多い理由は「血縁者への事業承継にこだわってる」現経営者スタンス問題あるんだろうが

あと、世の中的に、こういう「中小企業プロ経営者」という人材育成システム存在しない、という問題もあるんだろう。

メガバンクとかで50歳になって本体から追い出されたような人材とかが、この手の「後継者黒字中小企業プロ経営者」に横滑りすればいいのか?彼等は財務諸表は読めるだろうが、果たして経営」はできるのか?

これ前にもツイートしたが、今後継者難で清算される中小企業って、設立されたのは昭和40年代が多いと思う。当時の勤労者は、リーマン多数派じゃなく、自営の方が多数派から起業心理的ハードルは低かった

農家」も一種自営業からね。商業自営+工業自営+農業自営を足し算すると、昭和40年代は自営はマジョリティだった

で、50年の歳月流れるうちに、勤労形態は「サラリーマンデファクトスタンダード」になってきた。それを今更「起業率を高めましょう、起業新陳代謝を進めましょう」というはてな民の「理想論」を押し付けるのは無理がある

こういう「中小企業というハコ、社会的インフラを、税金使って維持しましょう」という考え方は、オール自民党あたりの政策で、都市型大企業リーマンはてな民からは「古い!」となる/しかし、そういう考え方は実は重要で、だから自民党は「しぶとく生き残っている」のです

11月5日

「何故、黒字中小企業事業承継がうまく行かないのか?」という命題に対して「売上10億円未満の中小企業だと、M&Aコストが経費倒れになるから」というレスが返ってきた/それこそ、フィンテック無人AIによるM&Aマッチングの出番では?

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/itarumurayama/20171102