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SL利用850万人突破 大井川鉄道、車内イベント

(2017/11/25 09:52)
記念ヘッドマークを付けたSLの前で記念撮影する乗客=島田市の大井川鉄道新金谷駅
記念ヘッドマークを付けたSLの前で記念撮影する乗客=島田市の大井川鉄道新金谷駅
限定販売している記念乗車券集
限定販売している記念乗車券集

 大井川鉄道(本社・島田市)が1976年から営業運転を開始した蒸気機関車(SL)の累計利用者数が、850万人を突破した。26日まで、記念ヘッドマークを付けた列車の走行や車内イベントを行い、利用者に感謝を伝える。
 達成は13日。23日から、「おかげさまでSL乗車850万人」と書かれた記念ヘッドマークを付けた列車が走行している。これに合わせ、千頭行きの全てのSL内で車両ごとにじゃんけん大会を実施。勝ち上がった1人に記念乗車券集をプレゼントしている。
 金谷-千頭駅間の全19駅の入場券をそろえた乗車券集は、大鉄の主要駅や新金谷駅前の売店で購入できる。限定200セットの販売で価格は3千円。
 大鉄のSLは現在、年間300日以上、新金谷-千頭間の37・2キロを運行。2008年に600万人、13年に700万人を達成した。同社広報担当者は「(次の目標は)1000万人の笑顔を迎えること」と話す。

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