問合せの多かった、StrokesPlusをインストールした場合の日本語化について解説します。
超初心者への説明
1. StrokesPlusを起動中であれば終了させます
2.Windows 10のデスクトップ画面左下側にある
Cortanaさんをクリックして
%appdata%
と入力してEnterキーを押して下さい。
3.するとウィンドウが開かれますので、その中にある
StrokesPlusというフォルダを開きます。
4.そこに解凍したファイルの中の
ActionHelp.xmlと
Language.xmlを上書きコピーします。

上書きの確認が出るので
ファイルを置き換える(R) を選択

StrokesPlus本体を日本語化するだけならここまでの作業で終わりです。
メインウィンドウの
ヘルプボタンで日本語ヘルプを表示させたい場合は更に一手間加えます。
5.再びCortanaさんをクリックして今度は
%programfiles%
と入力してEnterキーを押します。
6.Program Filesフォルダウィンドウが開きますので、その中からStrokesPlusフォルダを開いて下さい


7.そこに解凍したファイルの中にある
StrokesPlus.htmlとフォルダ
imagesを上書きコピーします。

このような上書き警告ダイアログが出ますので
全ての項目にこれを実行する(A) の左側にあるボックスに
チェックを入れて 続行 ボタンを押して下さい。

8.これで全て完了です。StrokesPlusの世界をお楽しみ下さい。
少し詳しい解説
StrokesPlusをインストールして日本語化する場合に、Windowsに不得手な方がまず嵌まる問題が設定フォルダの場所が分からないという事です。
Windows 2000の時代からWindowsにはアプリケーションのデータを保存するための専用フォルダが用意されています。しかしながらこのフォルダは既定では隠し属性になっていて、Windowsの設定を弄るような中・上級者にならないとその存在すら知らない人が多いと思われます。ですからアプリケーションを提供する側としては極力ユーザーが直接このフォルダにアクセスすることが無いよう配慮していますが、非公式の日本語化という作業はこのフォルダに対してアクセスする機会が少なからず存在します。
このアプリケーションデータフォルダの利点としては、ユーザー専用のデータフォルダなので
制限無くアクセス出来るという所にあります。端的に言えばこのフォルダに限っては
Vista以降に導入された
ユーザーアカウント制御(UAC)の忌々しいダイアログが出てきません。そこで設定ファイルをプログラムフォルダでは無くこのフォルダに配置することになりました。
アプリケーションデータフォルダへのパスはWindowsのバージョンによって変わったりするので面倒臭いことになっています。エクスプローラーで"
コンピューター"からパスを追おうとしても、まず隠しフォルダを表示させるようにしなければ無理です。
ここでは一番簡単だと思われる
環境変数を利用したアクセス方法を紹介します。
アプリケーションデータフォルダのパスは以下のようになっています:
Windows 2000/XP
C:\Documents and Settings\[ユーザーアカウント名]\Application Data
Windows Vista/7/8/10
C:\Users\[ユーザーアカウント名]\AppData\Roaming
ユーザーアカウント名が分かっていれば
エクスプローラーのアドレスバーにバージョンに応じたパスを直接入力してやればアプリケーションデータフォルダを開くことが出来ます。これは直接開くので隠し属性になっていようがお構いなしにフォルダを開けます。
このようにWindowsのバージョン毎にパスが変わるようでは、アプリケーション側からアクセスしようと思ったらWindowsのバージョン毎のフルパスが予め分かっていなければなりません。それではパスの仕様が変わる度にアプリケーションを改変しなければならない羽目になるので、より柔軟にアクセス出来る手段が用意されています。それが
環境変数です。
環境変数を使用すれば、より簡単にアプリケーションデータフォルダを開けます。
具体的には、エクスプローラーのアドレスバーで
%appdata% と入力すれば、どのバージョンのWindowsでもアプリケーションデータフォルダを開けます。
つまりエクスプローラーのアドレスバーでは
%appdata%という文字列がアプリケーションデータフォルダへのフルパスとして置き換えられる訳です。
この環境変数は他にもいくつか用意されていて、例えば
%HOMEPATH% (ホームパス)、
%TEMP% (一時ディレクトリ)、
%PROGRAMFILES(x86)% (32ビット用プログラムファイルフォルダ)等があります。興味がある人はウェブ検索等で調べてみて下さい。