『るろうに剣心』作者だけじゃない!「ジャンプ」人気連載陣の「恥ずかしい」逮捕歴
『るろうに剣心 - 明治剣客浪漫譚・北海道編 -』の新連載が始まったばかりだった
『るろうに剣心』(集英社)などで知られる人気漫画家・和月伸宏(本名・西脇伸宏)容疑者が11月21日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(単純所持)で書類送検された。報道によれば、和月は今年10月に都内の事務所で複数の児童ポルノDVDを所持していた容疑を認め、「小学校高学年から中学2年生くらいまでの女の子が好きだった」と供述しているという。
この報道を受け、今年9月から新シリーズ『るろうに剣心 - 明治剣客浪漫譚・北海道編 -』の連載を開始していた「ジャンプスクエア」の発行元・集英社は、同作について「当面の間休載させていただきます」と発表。ファンの間にも衝撃が走っている。
「集英社の雑誌で活躍する漫画家の逮捕といえば、2002年8月にも「週刊少年ジャンプ」で『世紀末リーダー伝たけし!』を連載していた島袋光年が、出会い系サイトを通じて知り合った当時16歳の女子高校生を買春したとして、児童買春禁止法違反で逮捕される騒動が勃発。この影響で連載が打ち切られたほか、予定されていた単行本の新刊発売は中止され、既刊も絶版となりました」(出版関係者)
さらに、別の2人の女子高校生にも買春していたとして再逮捕された島袋は、同年10月に懲役2年・執行猶予4年の判決を受けたが、04年に「スーパージャンプ」で『RING』の連載を開始して復帰。また、『たけし』の単行本もワイド版で復活を果たし、05年に「スーパージャンプ」で連載した「世紀末リーダー伝たけし! 完結編」をもって完結した。
「同じく『週刊少年ジャンプ』で『ヒカルの碁』や『DEATH NOTE』を連載していた小畑健は、06年に都内の路上で職務質問を受けた際、車内から刃渡り約8.6センチのアーミーナイフが発見されて銃刀法違反で現行犯逮捕されましたが、本人は『キャンプで使うために持っていた』と供述。結局、この件は裁判には至らず不起訴処分となり、小畑はその後も『バクマン。』などヒット作を生み出しています」(同)
それでも当時、小畑氏やその作品のファンの間には動揺が広がっていた。集英社は今回逮捕された和月について「作家は、深く反省しています」ともコメントしているが、いつか連載を再開させることがあれば、二度とファンを悲しませないでもらいたい。
(文=編集部)