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MT-09 TRACER(2016年モデル)のインプレ 新型2018年モデルも気になる!

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ジョージマンです。

 

レンタルバイクを利用してのインプレッション&ツーリングで一番初めに選んだバイクは MT-09 TRACER になりました。

MT-09に試乗して以来、MT-09やXSR900に乗ってツーリングしてみたい気持ちもありましたが、今回は高速道路を使う事と走行距離が長いツーリングだったので、カウル付きのバイクが良いなと思い、MT-09 TRACERを選びました。

 MMD MODEL:初風 「艦これ」ファンアートモデル(モデル製作:お宮)MT-09 TRACER

◆ MMD MODEL:初風 「艦これ」ファンアートモデル(モデル製作:お宮)

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【目次】

 

MT-09 TRACERはとにかく軽い!

MT-09と同じ直列3気筒845ccエンジンという事もあり、またがった瞬間に車体の軽さに驚きます。

MT-09 TRACERは見た目の大きさも手伝って余計にそう感じました。

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ただ、アドベンチャータイプのバイクということでMT-09と比べると足つき性は良くないです。

シート高は2段階に調整できるものの、低い方でも 845mm。(高い方は860mm)

また、オフロードバイクとは違ってサスペンションは硬めなのであまり沈み込みもありません。身長176cmの私がまたがって、膝を曲げずに両足のかかとがギリギリ着地するレベルです。

 

軽いので、コツさえつかめば苦労する事はないと思いますが、足つきが心配な人は購入前に一度またがってみたり、試乗することをオススメします。

レンタルしたMT-09 TRACERも左右に立ちゴケした傷が残っていました。

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ツーリングに適した装備がたくさん

MT-09シリーズの中でもツーリング機能の充実を図ったMT-09 TRACER。

その最大の特徴は私が今回選んだ理由でもある大型スクリーンとナックルガードでしょう。

背筋を伸ばしても風の影響を受けることはほとんどなく、ツーリング中の風による疲労感は非常に小さかったです。

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ただ、やはりナックルガードが取り付けられている分、グリップエンドから握りこぶし一つ分ぐらいはハンドル幅が広いので、渋滞すり抜け時には少々気を使います。

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タンデムシートはメインシートと分割されていて、メインシートと同じような快適性です。グラブバーもしっかり大きいので握りやすいですね。

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サイドのレールはパニアケース用です。

レールの端がかぎ状になっているのでココにツーリングネットやロープをひっかける事も出来ますね。

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もうひと工夫ほしいマルチメーター

MT-09 TRACERは大きくて見やすい液晶マルチメーターを備え、今どきのバイクらしい電子制御もたくさん装備されています。

スイッチもいっぱいですよw

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メーターの右側、小さい方の液晶パネルには

  • ODO(総走行距離)メーター
  • TRIPメーター1
  • TRIPメーター2
  • FUEL AVG(平均燃費)
  • CRNT FUEL(瞬間燃費)
  • C.TEMP(クーラント水温)
  • A.TEMP(外気温)
  • TIME TRIP(キーをONにしてからの経過時間)

などが表示でき、1ページに3つの表示を自由に設定、3ページ切り替えることが出来ます。

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実際使ってみて感じたのはZX-14みたいに航続可能距離計が付いていたらもっと便利なのになぁと思いました。

燃費計の機能がついているので技術的には可能なはずです。

 

ちなみにフューエルメーターの半分までが長い1目盛りになっているので航続可能距離の予測がつけにくいです。

 

ガソリンタンク容量が残り2.6Lになると『TRIP-F』という表示が現れ、その地点からの走行距離を計測し始めるので、事前にこの情報を知っていれば「あと50kmぐらいは走れるなぁ」と予測できるのですが、レンタルバイクには説明書がなかったので後で知りましたw

このあたりも液晶メーター内でわかるようにして欲しいですね。

 

ABS・TCS・Dモードなど電子制御

日本国内仕様はABSが標準装備で安心です。

実際にABSを効かせるような事はありませんでしたが、寒さで手がかじかんでいる時なども安心してブレーキが出来ます。

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TCS(トラクションコントロースシステム)は2017年モデルで強弱の2段階調整可能になりましたが、私がレンタルしてきた2016年モデルはON・OFFだけでした。

キーをONにすると自動的にTCSがONになっています。

メーター左側のTCSボタンを2秒押すとトラクションコントロールをOFFにすることが出来ます。ところが、

  • トラクションコントロールがONの時 → TCSの表示は消灯
  • トラクションコントロールがOFFの時 → TCSの表示は点灯

と、まぎらわしいので、私は「エンジン切る度にTCSをONにするのがめんどくさいなぁ」と思いながらずっとOFFにしてしまっていましたw

みなさん気をつけましょう。

 

▼TCSランプ点灯時はTCS(トラクションコントロール)がOFF。

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 Dモードはスロットルバイワイヤの特徴でもあり、電子制御によってエンジンのレスポンスを変化させ、3つの走行モードを選ぶことが出来ます。

  • STD:様々な走行に適した標準のモード
  • A:STDモードよりも低中速でエンジンレスポンスを良くしたスポーツモード
  • B:悪路などで慎重なアクセル操作が必要な時に使うモード

 

今回ツーリングの途中まではSTDで走っていたのですが途中からはずっとAモードで走っていました。

MT-09のAモードは怖いぐらいエンジンレスポンスが良くなり、常用すると危なそうですが、トレーサーのAモードはそんなにスポーティではありません。

どちらかといえば低中速でのアクセルレスポンスが緻密になるような印象でした。

STDモードの場合は2~3000rpmあたりでアクセルの動きに対してエンジンのレスポンスが悪いのでギクシャクしてしまっていたのですが、Aモードにすることによって解消出来ました。

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MT-09 TRACER まとめ

日帰りツーリング往復で550kmを走行しましたが、非常に楽なバイクでした。

渋滞のすり抜けはハンドル幅が広いので苦手なものの、車体が軽く、乗車姿勢が立っているので渋滞に並んでしまっても、そんなに苦にはなりません。

 

クロスプレーンコンセプトによって作られた3気筒エンジンはスムーズなトルク特性で高速道路での追い越し時はもちろん、一般道でもコントロールしやすいです。

 

車体が軽くエンジンもハイパワー。サスペンションは非常にしっかりしていて、峠道をハイペースで抜けて行くことも可能です。

但し、ポジションとしてはオフロードバイクの様な立った状態なので慣れは必要です。

逆を言えば乗り心地は硬いので路面の段差などを座ったまま乗り越えると、思った以上に跳ねます。

 

燃費はメーター上で約22km/L。ガソリンタンクは18Lで満タンなら350~400kmぐらいの航続距離になるでしょう。

ガソリンはハイオクです。

 

足つき性やハンドル幅、フューエルメーターなど細かい部分で不満がないわけではありませんが、一日中楽しく乗っていられるバイクでした。

 

海外では2018年モデルが発表されているMT-09 TRACER(TRACER900)

通常モデルは外観が中心のモデルチェンジですが、上級モデルの『GT』にはカラー液晶メーターが装備されています。

航続距離計追加されていればいいなぁ。

 

young-machine.com

 

2017年モデルの新車価格¥1,069,200 [消費税8%含む] (本体価格 ¥990,000)とプラットフォームを共通化させているのでリーズナブルです。

 

ツーリングバイクとしてかなりオールマイティなバイクでした。

うーん、気になる!

 

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