Googleはスマートフォン「Pixel」における電池の推定残り時間の精度と信頼性を高めている。
GoogleのプロダクトマネージャーがPixelのフォーラムで説明したところによると、これまでは、ユーザーが直近の数時間に1時間あたり10%の電池を消費した場合、その後も1時間あたり10%を消費し続けると想定していたという。
「お察しの通り、これは必ずしも正確ではなかった」と、Googleのニューヨークオフィスでプロダクトマネージャーを務めるMichelle氏は綴っている。
Googleは精度を高めるため、各デバイスの電池使用を長時間にわたって分析する「オンデバイスモデル」を開発したという。これにより、同様の日や時間帯における使用パターンを認識できるようになる。
その方法では、個人のスマートフォンの使い方に基づいて、予想をパーソナライズすることが可能だ。例えば、そのユーザーが毎日、職場から自宅への移動中にNetflixやYouTubeを視聴することを好む場合、それによる頻繁かつ予測可能な使用量の急増を計算に入れることができる。
「Settings」(設定)の「Battery」(電池)セクションには、電池の残量だけでなく、オンデバイスモデルによる使用パターン分析結果に基づく推定残り時間も表示される。
「Battery」(電池)アイコンを長押しすると、「Advanced battery usage」(電池使用量詳細)が表示され、推定残り時間のグラフを確認することができる。それには、フル充電後の経過時間と電池が完全になくなるまでの時間も含まれる。
グラフの急勾配の部分と平坦な部分を見ると分かるように、このグラフは、Googleのモデルが使用量の増減をどのように予測しているかを反映している。
Android Authorityが報じているように、今回組み込まれたこの機能はGoogleが10月に「Google Play」ストアに公開した別のアプリ「Device Health Services」と関係がありそうだ。このアプリは使用状況によって電池残量を推計するものだった。現在、Google Playでは提供されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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