ツイッターでフォロワーの方から、長文の質問をいただきました。あんまり長くて文章が読めない(画像にして長文を送ってきた)ので、ダウンロードして拡大して読んでみることにしました(私は目が悪いのです)
この質問について考えてみたいと思います。
回答:相手の属性ではなく関係性に着目する
仰る通り、ネトウヨの相手は時間の無駄ですよね。だからなるべく関わらないようにして、ブロックするようにしていますが、今まで普通の人と思っていたのが実はネトウヨだったり、フォロワーでなくても、ふらっといきなりやってきて話しかけてくるネトウヨもいます。
単なる誹謗中傷ならすぐブロックですね。相手にするだけ無駄ですから。でも、ネトウヨがなんらかの対話を求めていて、それが自分の関心にも重なることだったり、返答する価値のある質問だったり、面白そうな会話を引き出せそうだったり、その時のTLの流れで、返答をインサートしておいた方がいいんじゃないか…ということもありますから、そうなると相手がネトウヨだとしても、丁寧に返答することにしております。
ネトウヨに時間をかけるのは無駄であると、バッサリ切ってしまうのではなく、自分やフォロワーの皆さんと一緒に話題を共有して、みんなのためになるようだったら、ネトウヨを相手にしても時間が無駄にならないように出来るはずです。
相手が有害な人物であったとしても、社会の敵であったとしても、どうしようもない人間のクズであったとしても、関わり方によって多くの人のためになることはあります。蛇毒から薬を作れるように、百害から一利を得るのは知恵の用い方次第、と私は考えます。社会に出れば嫌な相手とも関わらなければいけない時が多々あります。そういう時は、相手の属性ではなく、相手との関係性に着目すべきなのです。
特定の人物や集団を敵視して「消し去る」のではなく、関わり方を工夫してこそ、「社会の変革」は成し遂げられるのではないでしょうか。
- 作者: ロジャーフィッシャー,ウィリアムユーリー,金山宣夫,浅井和子
- 出版社/メーカー: 三笠書房
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私は以前、会社勤めをしている時に人間関係で非常に悩みましたけど、その時にこの本はとても役に立ちました。「交渉術」って、口先三寸で人を騙す印象があって、最初は気が進まなかったのですが、この本に書かれているのは、 険悪な仲でも如何に人間関係を構築し、お互いの利益を引き出すのか…というネゴシエーションの技術です。
本書はコンサルや心理学者が書いた「ビジネス本」の類ではなく、ハーバード大学交渉学研究所で作られた理論を元にしており、1978年のキャンプ・デービットでの中東和平交渉、1981年のイラン人質奪回作戦でも同理論が応用されているそうです。ご興味ありましたら、ぜひ参考までご一読下さい。