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【今週の注目会見】「私はレイプされた」 28歳詩織さん“顔出し”で涙の訴え 元TBS記者「法に触れること一切してない」

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「私はレイプされた」 28歳詩織さん“顔出し”で涙の訴え 元TBS記者「法に触れること一切してない」

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 「私が体験したことを皆様にお伝えすることで、少しでも状況の改善や、そのための議論のお役に立てればと考えて、今回お話しさせていただく決断をしました。なお本件については、本日午後、検察審査会に不起訴に対する不服申し立てをしたことをご報告致します」

<< 下に続く >>

 《資料のその先には「事件の経緯について」と題され、今回の「被害」の内容が詳細に記されていたが、詩織さんはこう説明した》

 「事件の内容については読み上げることが、苦しい部分があるので省略させていただきます。配布資料をご参考ください。ただ、はっきり言えることは、その時、私の意思に反して性行為が行われていたということです」

 《詩織さんが省略した内容を紹介する》

 「山口氏と知り合ったのは、2013年秋。私がニューヨークにある大学にジャーナリズムと写真を勉強するために留学していた際のことです。山口氏とは最初の時も含めてアメリカで2度会っていますが、特別に深く話したわけではありませんでした」

 《卒業後はフリーのジャーナリストになることを決めていた詩織さん。しかし、両親の勧めもあり、数年企業で働いてみることを決め、2015年3月に山口氏にメールを送ったところ、雇用に関して前向きな返事をもらったという。同年4月3日、日本で会うことになる》

 「その晩、待ち合わせたのは、恵比寿にある彼の行きつけという串焼き屋でした。その店で私が口にしたのは串焼き5本、ビールをコップで2杯、グラスのワイン1杯ほどです。店では、山口氏は世間話に終始し、本来するべきビザに関する打ち合わせはできませんでした」

 《その後、2人はすし屋に場所を移す。詩織さんは約1時間後、突然めまいを感じ、トイレに向かった》

 「給水タンクに頭をもたれたところで、その日の私の記憶は途絶えています。私が覚えている限り、おすし屋さんでは私が飲んだのは日本酒2合を山口氏とシェアしたきりです。なお、私はこれまで酔って記憶をなくしたことがありません。捜査員の方から聞かされた話では、私と山口氏がそのおすし屋さんを出たのが、午後11時ころ。その後、私はタクシーで港区内のホテルに連れて行かれたそうです」

 《タクシーの運転手の証言やホテルの防犯ビデオには、山口氏が詩織さんの体を抱えている様子が記録されているといい、詩織さんは、こうした証言や証拠を検察審査会に提出するとしている》

写真ギャラリー

  • 元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏に酒を飲まされ乱暴されたとして、会見する詩織さん=5月29日、東京・霞が関の司法記者クラブ
  • 元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏に酒を飲まされ乱暴されたとして、会見する詩織さん(中央)=5月29日、東京・霞が関の司法記者クラブ

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