『男の産後うつ』になったようだけど女装したら治ったみたい

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英語は国際語ではない。ブロークンイングリッシュが国際語なのだ。

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ちょっと前のことですが、はてなでは語学の話題が流行ってるの?と思うくらい、いろいろな方の語学論を目にしました。

 

例えばBEのぶさん(id:casemaestro89)のこの記事。

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

雷理 (id:hentekomura)さんも書いてますね。

www.rairi.xyz

 

そして、 id:neofreudian さん。

neofreudian.hatenablog.com

 

私も語学の世界に生きる端くれとして、みなさんにならって、ちょっと語りたくなってきました。

私の思いはタイトルに込めたとおりです。

英語は国際語ではない。ブロークンイングリッシュが国際語なのだ!😉

 

 

机上の勉強バカなので英語が話せない私

私は大学の専攻も英語だったし、社会人になっても勉強を継続したので、中学から数えてウン十年以上、英語バカだった時期があった。当時の私のアイデンティティは英語にあるといっても過言ではなかったね。それまで費やした時間や金額は莫大だったのだけれども、そんな英語バカの私は机上の勉強ばかりなのでほとんど英語が話せなかった。言葉がスムーズに出てこないし、ロクな聴き取りもできないという状態ね。

 

私が20代のころ、遊び仲間・飲み仲間の友人(日本人)が、オーストラリア人の二人組を突然連れてきたことがあった。

私は冷や汗が出た。なぜなら、私が英語を話せないということが、友人にバレてしまう!と思ったからだ。私の友人は、私が英語バカだと知っているがゆえに、私は英語が話せると誤解をしていた。そんな友人に「実は英語を話せない」ということがバレると、私の評価が下がってしまうということを危惧したのだ。

(今思うと、つまんないこと気にしすぎよね😅)

 

お前の英語、何言ってるかわかんないってよ

私は緊張しながらも、なんとかその日をやり過ごすことができた……気がしていた。しかし後日、私の友人はこう言った。

「おい、ミナオ。こないださあ、オーストラリア人と飲んだじゃん?あのオーストラリア人、お前の英語が何言ってるかわからないって言ってたよ(笑)」

が~ん!!😫

ガラガラと音を立てて崩れていくわたしのプライド💦

これで私は英語も話せない英語バカの烙印を押されるのね……とうなだれてしまった。

 

そんな私が英語を使う仕事に転職

でも私は、英語に莫大な投資をしてきたし、英語がアイデンティティだったから、どうしても英語を使う仕事をしたかったのね。それで20代の後半に、英語もロクに話せないクセに、英語をバリバリに使う仕事に転職。

そして、わかっていたことではあるけれども、英語の話せない私は、冷や汗をかく毎日だった。

 

そんななか、転職先の先輩にすごい人がいた。文法的にも発音的にもかなりいい加減で、たいした語彙も持っていない先輩だった(失礼)。でも、訛のつよいシンガポール人の英語でも、ネイティブの英語でも、聞こえにくい国際電話の電話会議でも、いつも笑いながらしゃべっている。

先輩に聞けばTOEICは500点台だと言うじゃない。

 

私は驚いたと同時に、ちょっと嫉妬した。先輩はこんな適当な英語でも仕事で不自由しないのに、なぜずっと勉強をしてきた私が英語で苦しんでいるのか??とね。

で、飲み会の時に、それとなく先輩に聞いたの。すると

先輩「ミナオはさあ、ネイティブみたいな英語を話そうとしてない?」

私「ええ……」

先輩は唐突に、

先輩「英語って国際語だと思う?」

私「???英語は国際語じゃないんですか?電話だって会議だって、ぜんぶ英語じゃないですか?」

先輩「違う違う。英語は国際語なんかじゃないよ。ブロークンイングリッシュが国際語なんだよ」

私「!!!!」

私のそれまでの学習方針を一言でまとめると「ネイティブを目指す」だった。どんなシチュエーションでも英語で理解でき、英語で対応することを目指していたかな。

例えば、字幕なしで映画を見ること、英字新聞を読むこと、タイムやニューズウィークを読むこと、海外を一人で旅行すること、CNNやBBCを見ること、そしてTOEICで良い点数をとること、発音もきれいでスピーディに話すことを、すべて同時にやろうとしていた感じね。

だってネイティブだったら、そのくらいできるはずじゃない?そのくらいにならないと、英語使いだとは言えないなと思っていたわけですよ。

 

しかし、あるデータによると、約17.5億人の英語人口のうち、第二言語として英語を使用している人口は約13.6億人で、8割程度がノンネイティブなんだそうだ。ネイティブかそうでないかとざっくり分けた場合、英語話者の中ではネイティブは少数派なのだ。

 

語学は引き算。何を捨てるかを決めたら使えるようになる

先輩の話をきいて、ネイティブを目指すことは捨てようと思った。まず、発音は捨てたね。そして文法的な正しさも、気の利いた言い回しも、口語表現も、全て捨てた。今既にもっている知識の組み合わせだけで、しかも仕事という限られた範囲だけで英語が使えたらよいと腹をくくって、ブロークンイングリッシュでもいいと割り切るようにしてからは、3ヶ月程度で英語に不自由しなくなった(えっへん!)。

 

ただし、いろいろ捨てた後遺症?みたいなのはある。

先日も海外出張の時に、現地の人と飲みながら雑談をしていたのだけど

「休みの日は子どもとどこで遊ぶの?」

というような質問をされた。

私は「公園に行くよ」といいたかったのだが、なんと「公園」というめちゃめちゃ基本的な英単語が出てこない!!😅

私の仕事では「公園」なんて単語は使わないからね💦

そのくらいまで引き算しまくって、先鋭化しているのが私の英語。だから飲み会や雑談が苦痛でしかたないんだ、本音を言うとね。

 

しかし。しかしである。捨ててこそ浮かぶ瀬もあれと言うではないか。

自分はどう頑張っても、完璧なネイティブにはなれないのだと諦める。自分は語学で何を達成したいのかを明確する。それに必要ないものは削ぎ落とす。そこでようやく、語学の世界への第一歩が踏み出せるというのが、私のいまんとこの結論だね😉

 

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