田中康治 Yasuharu Tanaka / SABER TIGER
005 CLASSIC LEAD & 007 CREAMY DRIVE
005 CLASSIC LEAD
音の抜け、太さ、音作りの幅、どれをとっても申し分なく素晴らしい1台。 まず初めて聴いた時に感じたのは音の太さ。 自分はとにかく芯のある図太いサウンド+抜け、というサウンドを意識しているので、005 CLASSIC LEADの芯のあるサウンドは安心してシステムに加えられる。 EQは効きが非常に良く、クランチ以上に歪ませたヘッドアンプ+オーバードライブ、という組み合わせでメインの歪みサウンドを作っているギタリストにとっては、音作りの幅が格段に上がるはず。 特にミッドのEQは周波数可変式なので、このEQがあるだけでかなりの変化を付けられるのが良いね。 現在、Marshall JVM410HJSを使用しているが、005 CLASSIC LEADとの組み合わせでは、ミッドEQで特定のレンジを絞って使っている。 そして見た目。 エフェクターボードに並べるコンパクトエフェクターは、サウンドや強固さも当然だが見た目も大事。 パーツのみならず、ケースや塗装にまで拘っているのは、使う側としても嬉しいもの。 ブルーのノブとLEDは気に入ってます。 コンパクトのオーバードライブ/ブースターとしては、パーツ全てから塗装、勿論トゥルーバイパスや視認性の高いLED等々…。 全ての部分においてユーザーの希望以上の仕様に仕上がっていると思う。
007 CREAMY DRIVE
既にTDC-005 CLASSIC LEADを使用してる自分にとっては、新たに開発されたこのTDC-007は音を出す前から当然の如く"太い音"そして"抜ける音"をイメージしていた。 自身のMarshallヘッドアンプに繋いだ瞬間、想像していた通り、いやそれ以上のサウンドが飛び出してきた。 TDC-005が太くパンチとハリのあるサウンドとするなら、このTDC-007はマイルドできめ細かいのに抜けてエッジが立つサウンドだ。 ゲイン設定もTDC-005より高めの設定であるので、これ一台でかなりの歪みを得る事ができるし、私の様にハイゲインアンプのブースター的に使っても、ミッドEQによってかなりのトーンを演出できるのが他のOD系エフェクターには無い素晴らしい特徴だと思う。 TDC-007を通すと、ヘッドアンプ直より太く、そしてエッジ立った抜けるトーンに簡単に生まれ変わる。 私はミッドレンジを削るセッティングにし、ドンシャリ系に近いエグイ感じのサウンドにしている。 Marshallヘッドアンプにも相性はかなり良いと思う。
Profile
元HARD GEAR、現SABER TIGERのギタリスト。
シンガーMELLの全国ツアーや武道館公演、及びアメリカ公演のサポートギタリス トを務める。
■田中康治 オフィシャルWEBサイト
http://yasuharutanaka.com/
■田中康治 オフィシャルブログ
http://machine-g.jugem.jp/
■SABER TIGER オフィシャルWEBサイト
http://sabertiger.net/
■HARD GEAR オフィシャルWEBサイト
http://hard-gear.net/