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【政治】

議員年金復活議論「とんでもない話」 維新幹事長、自民を批判

 日本維新の会の馬場伸幸幹事長は二十一日の衆院代表質問で、自民党内で国や地方の議員年金復活の必要性が議論されていることを批判した。

 馬場氏は「徹底的に反対だ。地方自治体は(公費負担で)負の遺産を背負わされている。とんでもない話だ」と強調。「元国会議員が国民年金で生活できないなら、国民年金の制度自体を根本的に見直すべきだ」と指摘した。

 安倍晋三首相は「国民や議員の声もよく聞きながら検討される必要がある」としつつ、「国会議員の身分の根幹に関わる。国会で議論してもらう必要がある」と話すにとどめた。

 議員年金は十四日の自民党総務会で復活の検討を求める意見が出た。竹下亘総務会長は同日の記者会見で「元国会議員で生活保護を受けたり、ホームレスになったりする方もいると聞いている」と指摘し、検討に前向きな考えを示した。

 国会議員互助年金は「議員特権」との批判を受け二〇〇六年に廃止。地方議会の議員年金も一一年になくなった。 (中根政人)

 

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