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【オーボエと私】②努力報われず、幽霊部員の道へ・・・

さて、前回の【オーボエと私①】では、オーボエとの運命の出会いを書かせてもらいましたが、今回は部活での肩身の狭い、ツライツライ毎日を書いていきます。 

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 オーボエ担当となったけれど・・・ 

リードがめちゃくちゃ調子よく鳴ってしまったことで、名前も知らなかった「オーボエ」というワケ分からん楽器の担当になってしまう。入部してから夏のコンクール地区大会が終わるまでは、1年生は合奏には参加せず、筋トレ中心の日々を送り、時々楽器を吹く程度だったので、新入部員の演奏レベルはどんぐりの背比べだった。

ところが、夏休み以降、周囲と私の演奏レベルが、天と地とほどに開いていくこととなる。

 

オーボエやるには、条件詰みすぎてます

①先輩がいない

オーボエ担当が今まで全くおらず、私が初めてのオーボエ担当だった。同じC管の仲間と言うことで、フルートパートに放り込まれる。フルートの先輩も私の扱いに戸惑いを隠せず。私も動揺。

 

②リード(吹き口)の費用がバカ高すぎる

オーボエを吹くにあたって、これがないと音が出ない重要なアイテム。リード(吹き口)は自作でもできるけど、中高の吹奏楽部であれば、基本的には楽器店で売られている既製品を買うことになることが多いかと思う。

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オーボエのリード。これらは自作。

今でこそリードの試奏ができるところが多くなってきて、自分に合ったリードを購入することができるようになったけれど、私が中学生の時は、試奏できるところは少なかった記憶。しかも、相場が1本¥2500~¥4000ぐらい、消耗品で1ヶ月持つか持たないか。(吹く頻度によっても、持ちは違う)

当時、中学生である自分のお小遣いを遥かに超えていることに、驚愕!!

リード代が、少ない部費を圧迫していることを中学生ながら感じ取り、ボロボロになっても言い出せなかった健気な私。

※リードに関する恨みつらみは、別の機会に書きなぐりたいと存じます。ハイ。

 

③楽器の状態が悪すぎる

与えられた楽器が、ショボいプラスチックケースに入った楽器だった。指で押さえるキーの部分がカバーされておらずリングキーになっており、とても押さえにくかった。 組み立てて持ってみても軽い。そして、音色もペラペラ。でも、私は他に比べることもできるような情報を持っていなかったから、これがオーボエか・・・なんて。知らないって怖い。中1の冬に、顧問がどこからかスタンダードなオーボエを調達してきた。

 

④顧問がオーボエのことを理解しておらず、全く指導できなかった

全ての諸悪の根源については、この④の条件に尽きるのではないかと思う。直接指導してもらった記憶がない。教則本だけ渡されて、一人でワケ分からんと練習していた。顧問が何を思ってオーボエ枠を作ったのかは分からないけれど、責任もって指導できないんだったら、最初からやらせるんじゃねぇよ!!

(私は今でもバカ顧問に対して、そう思ってる)

 

不幸にもこういった悪条件が重なり、おかげさまで、中1の秋以降、部活が全く楽しくなくなる。

「病院へ行く」とか

「家の用事」とか

「習い事」とか何かと理由を付けてサボっていた。

 

自分なりに練習してみるけれど、上手くならない(そして、周囲は上手くなっていく)

楽器を吹くことが楽しくなくなる

幽霊部員へGO!

ふり出しにもどる(以下、無限ループ)

 

ここにめでたく負のスパイラル完成!!

 

当然、オーボエも上手くなるはずもなく、部内でも居場所がなく、無力感半端ない灰色の日々を送る・・・

 

それでも顧問のフォローもなく、中2の時のコンクールの自由曲なんて、「オーボエ、みんなの邪魔しているから、そこカットして!!」と何度も言われ、吹くところがほとんど無くなっちゃう始末。数少ない演奏できる箇所なんて、みんなで大音量で演奏している所ぐらい。トホホ。

 

でも、決して、みんなの邪魔をしているワケではなかったのよ。

私ができる精一杯のことはしていたつもり。でもね、どんなことでもそうだと思うけど、適切な指導やある程度整った装備をなくしては、上手くなるものもならないのよ!!

 

ドラクエで言うならば、仲間もおらず、低レベルのままヒノキの棒とぬののふくの装備で、ラスボスに挑んでいるようなもんですよ。

 

むなしくて、ツラかったなぁ・・・

本当に悲しかった。

 

でも、親にも相談できず、辞める勇気もなく、グッと自分の中で飲み込んで、顧問を責めるどころか、「下手くそでごめんなさい。ダメな私」と持たんでもいい、しょーもない罪悪感を持ってしまっていたわ。自己卑下も甚だしい感じ。

ちっっっとも楽しくなかったのに、なんで辞めなかったんだろう・・・謎。きっと、あの頃は、私も純粋で健気な女子中学生だったのかな。

 

そして、木管楽器として致命的なアクシデントが発生!!

中1の冬のある日、楽器の先端に白い筋が入っていることを確認。

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こんな感じで、ビシーーーっと亀裂が入りました

認めたくはなかったけれど、明らかに「亀裂」

泣きっ面にスズメバチとは、まさにこのこと。

こんだけ肩身の狭い、ミジメな毎日を送っているのに、この仕打ち!!!!!

神様なんていないって思ったもの。

 

この時だけは、親に泣きながら相談。

結局、顧問にありのままを話そうということになり、話したところ「木管楽器は、割れる可能性があるから・・・」とのことで怒られることなく、修理に出すことで解決。でも、修理から返ってきても、楽器に稲妻のように走った割れを見るたびに、申し訳なく心が痛んだわ。

 

ここまであったことを振り返ってみると、ほんと、これだけの悪条件揃っていたのに、よく辞めんかったこと・・・

自分ってエライなって思うと同時に、どんだけM気質やねんって思う。(笑)

 

どうやってこの負のスパイラルから抜け出したのかは、次の機会に・・・

 

 

☆遊びに来てくださって ありがとうございました☆

 

おまけ

オーボエとクラリネットの見分け方

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↑左がクラリネット。右がオーボエ

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↑上がオーボエ。下がクラリネット

 

主に違う箇所は、吹き口とベルの部分。そして、指で押さえるキーの部分。

でも、遠くから見たら、同じに見えるよね!!(笑)