こんにちは!ライターの佐藤樹里と申します。
今回ご紹介するお店は、あの人気ドラマ『孤独のグルメ』にも登場した焼肉屋さん。
孤独のグルメファンの間では「神回」とも称される、ゴローさんの「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」という名台詞が飛び出したお店です。
私も人間火力発電所になりたい!さっそく行ってきました。
さっそく中盛りキャベツの爆盛りに驚きを隠せない
やってきたのは川崎の「つるや」。昭和感溢れる昔ながらの老舗焼肉屋さんといった風情です。聞けば創業45年になるのだとか。
まずは、お肉のおともに、と何の気なしに「中盛りキャベツ」(340円)を頼んだところ……
・・・?あれ、中盛りを頼みましたよね?
メニューにはない大盛りを間違えて注文してしまったのではと思わず確認してしまいました。これがつるやの「中盛り」だそうです。
驚いている内に、続けて生ビール(中)とキムチもやってきました。
まさしく焼肉屋さんのキムチって感じでめっちゃくちゃ美味しそう~~~!
……うん、でもやっぱり奥にあるキャベツの存在感が大きすぎるな。
おわかりだろうか…キャベツと中ジョッキの高さが同じであることが……!
あまりの高さにちょっとひるみそうになりつつ、一口いただいてみました。
まず、千切りが細かい!やわらか~くなっているキャベツに、あっさり軽やかな特製ドレッシングがかかっています。さわやかな味わいに思わず箸が止まらなくなってしまう。4人くらいで食べるのにちょうど良い大きさです。中盛りなのに。
そうこうしている内に肉が続々と登場してきます。テーブルが見事に埋め尽くされました。
うおおおおお!見ているだけで、もうよだれが……!焼いていくぞー!
特製タレが白米に合いすぎるー!
さあどんどん焼いていきますよ!
まずはここから!定番のタン塩(1,150円)です。
これこれ~!って感じのタン塩。なぜか懐かしさすら感じてしまいます。
ジュウジュウという音に肉を焼く煙……食欲がかきたてられて仕方ないです。
お肉が焼けたらたっぷりのレモンをかけていただきます!
うっま……昔ながらのTHE タン塩!というお味。サクサクもきゅもきゅと歯ごたえが良いです。あっさりしているから何枚でもいけちゃいそう。
続いても定番のカルビ(950円)。
見るからにこれ、美味しいやつや。色合いがたまらん!早く焼いちゃいましょう!!!
脂がいい感じにフォトジェニックですね。こちらのお肉はニンニクと唐辛子が入った特製タレにつけて、いただきます!
う、うまい・・・!!!噛んだ瞬間に肉汁が溢れて止まりません。そしてこのタレが美味しすぎる!家に常備したい!何にでもかけたい!ヤミツキになってしまう味です。
ちなみにこの特製タレのニンニクと唐辛子は、事前にお店の人が入れるかどうかを聞いてくれます。翌日が心配な方、唐辛子が苦手な方もご安心ください。
そしてここで満を持して、ライス小(240円)。焼き肉といったら白い飯なわけです。
こちら、容器いっぱいに白米が詰まっておりますが、これでも一番小さいサイズです。
タレのついたお肉をライスにワンバウンド!これぞ焼肉屋さんでの正しいお作法だと信じています。
やっぱりライスとこの特製ダレ、相性抜群でした……!間違いない!
しかしこのタレ、本当に美味しいです。唐辛子が入っているのに辛すぎず、ニンニクとの相性が本当に最高。このタレのためだけでも川崎へ来る価値があるなぁって思いました。たまらないです。
濃厚な旨味がたまらん!ホルモン系お肉も美味しすぎた
ここで珍味2種も注文してみました。シビレ(写真上、750円)とギャラ(写真下、750円)です。
焼いてみるとお肉のプリッとした輪郭が…美味しそう……。
お店の人に「ギャラにはごま油が合う!」と教えていただいたので、ごま油にひたひた。
ギャラは牛の4つある胃のうちの、第4の部位のこと。コリコリっとした噛みごたえが特徴です。
脂肪分が高く、噛めば噛むほど濃厚な旨味がじゅわ~~~っとあふれ出てきます。それがごま油の風味と合うんだな……!
もう1つのシビレにいってみましょう。こちらはカルビと同じ特製タレがオススメとのこと。
シビレとは胸腺・膵臓にあたる部位です。一口でパクリといただくと、や、やわらかーい!!!噛むほどにジューシーなお肉でした。美味しすぎる。これはホルモンのなかでも特にオススメしたいお肉です。ホルモンが苦手という方も食べられそうです。
コスパ良すぎるだろ!野菜もセットのジンギスカン
まだまだお肉いきます!次に紹介したいのがつるや名物のジンギスカン。野菜もセットになって1,300円はかなりお得。
う、美しい……!!!焼肉とジンギスカンどっちも楽しめるなんて、ここはなんて良いお店なのでしょうか。たしかに発電できそうなレベルでどんどん食べちゃいますね……。
臭みなど全くナシのジンギスカンでした。焼肉のみならずジンギスカンまでハイレベルとは。オリジナルブレンドの甘口な秘伝タレでしっかりと味付けされていて、こちらもご飯が進みそうな味付けになっています。
くぅ~~〜!最っ高!!一口食べたら二口目がほしくなる…箸が止まらない……!
たしかに「うおォン」以外の言葉が見つからない、と妙に納得してしまいました。
最強の焼肉丼が爆誕してしまった
今回は全部で5種類のお肉を注文したのですが、そのどれもが例外なくめちゃくちゃ美味しかったし、やっぱりご飯といっしょに食べたい!という欲張りな思いから、オールスター焼肉丼を作ってしまいました。
カルビ、ジンギスカン、タン、ギャラ、シビレをのっけたら、てっぺんにキムチをオン。
作り方を念のため紹介しておきます。まずはすべてのお肉を焼く。
焼けたら、それぞれタレにつけてごはんにのせる。お好みで特製キムチをのせたら、はい完成。
これ……本当にやみつき注意報です!思わず「うおォン」とうなってしまうこと間違いなし。人間は本当に美味しいものを食べると「うおォン」と言ってしまう生き物なのかもしれません。
これ簡単なのにすごい贅沢な気分になれるので、ぜひたくさんの種類のお肉でお試しください!
元祖・一人焼肉!名店「つるや」はここにある
「つるや」は京急線・八丁畷駅から徒歩約5分のところにあります。これ、名前読めないですよね……?「はっちょうなわて」と読むそうです。ちなみに、畷はあぜ道のことらしい。川崎駅からも15分ほどで十分歩ける距離です。
外観は昔ながらといった佇まい。地元の人から全国の皆様(孤独のグルメファン)まで広く愛されるお店です。
店内はカウンター8席、4人がけのテーブルが2つ、奥の座敷は25席あります。カウンターではおひとり様焼肉を楽しんでいる方がたくさんいらっしゃいました。
人気店なので、ふらっと行ってふらっと入るのはちょっと難しいです。平日は予約必須、金土日は予約不可。開店前にも列ができているそうなので、それに並ぶしかありません。
お店のホームページにも記載されていますが、
ご予約
月、水、木
※ご予約の電話は21:30以降にお願いいたします。
直前予約は承っておりません。2日前までにご予約をお願いしております。
予約時に召し上がるものを前もってご注文いただいております。
とのこと。お品書きのページを見て、事前に注文したいものを決めておきましょう!
お店のページではゴローさんが注文したメニューも紹介されていますよ。
家族経営ならではの温かさにお腹だけでなく心も満腹
創業45年になる昭和感溢れる昔ながらの老舗焼肉、つるや。2代目の店主とそのご兄弟で経営されているそう。
忙しそうなのに店員さんたちの連携プレーはさすがだし、どこか家族経営ならではの温かさを感じられます。
真ん中が店主の次男、一番左が長女、そして一番右が次女といった具合に、ご兄弟で経営されています。
みなさん雰囲気がとってもよく、温かいです!超大人気店のつるやさん、愛される理由がわかりました。また絶対行きたいお店です。ごちそうさまでした!
紹介したお店
店名:焼肉ジンギスカン つるや
TEL:044-211-0697
住所:〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町19−7
営業時間:18:00~21:30(ラストオーダー20:50)
定休日:火曜日、不定休
著者プロフィール
佐藤樹里
水泳インストラクター兼管理栄養士として勤務。その後フィリピン・カナダへ約1年渡航。現地のブランチレストランでカナダ人のシェフと共に働く。帰国後はアスリート向けの食堂と老人ホーム厨房にてWワークを経て独立。現在はスポーツイベント開催、アスリートへの栄養講座、栄養個別サポート、低糖質で高タンパク質の“食べるプロテイン”レシピ作成などを行う。
アスリートの明日とDREAM(夢)を叶える!アスドリファクトリー代表。
[オフィシャルブログ]http://asudorifactory.com
[食べるプロテイン食堂] https://www.facebook.com/vfriedrice2maidoya/