顧客情報3.6万人分持ち出し 福岡県警、容疑で4人逮捕
健康食品購入履歴など

九州・沖縄
社会
2017/11/14 13:03
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 元の会社から約3万6千人分の顧客情報を不正に持ち出し、新しい会社での営業活動に利用したとして、福岡県警は14日、同県新宮町緑ケ浜4の健康食品販売会社取締役、金浩二容疑者(35)ら4人を不正競争防止法違反の疑いで逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は2016年5月下旬、当時4人が勤めていた健康食品会社内のサーバーにアクセスし、電話番号や住所、購入履歴などを含む約3万6千人分の顧客情報をUSBに複写し、持ち出すなどした疑い。金容疑者は営業部門の責任者を務めており、顧客情報にアクセスするのに必要なパスワードなどを所持していた。

 捜査関係者によると、金容疑者らは同年9月、健康サプリなどを扱う別の会社を立ち上げ、持ち出した名簿を用いて電話での営業活動をしていたという。顧客から「なぜ別の会社に情報が漏れているのか」と前の会社に問い合わせがあったため、データの持ち出しが発覚した。

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