こんにちは、まぶこです。
今日は2万円かけていった京都平安楽市で、売り上げが550円だった・・・のは残念でしたが、京都に行って素敵な銭湯に出会ったお話をさせてください。
私は銭湯、温泉の共同浴場など、生活に密着した地域のお風呂が好きです。
幼い頃、毎年秋に開催される、祖母の住んでいる地域のお祭りがとても楽しみでした。夜店でやるくじびきや、りんごあめ、わたがしを買うのも好きだったし、おみこしを見るのも好きでした。
そのお祭りに行く前に、必ず寄ったところが銭湯でした。
お祭りの笛や太鼓の音を聞きながら、「あれを買おうかな、これを買おうかな」と買いたいものを想像し、大きなお風呂に浸かる。
そんな幼い頃の銭湯の思い出が、今の私を銭湯好きにしたのだと思います。
銭湯は近年、経営者の高齢化や利用者の減少から、廃業するところも多くありますが、京都はまだ頑張って営業を続けていらっしゃる銭湯が複数残っているとのこと。
今回私が行ったのは、「桜湯さん」という銭湯。
なんと金魚や鯉が泳いでいるのを見ながら入浴できるというのです。
銭湯の面白さは、同じ「銭湯」というくくりでも、まったく違ったしつらえにあると思います。
営業時間内で中の写真を撮ることはできませんでしたが、行ってみてびっくり!
長い年月を過ごしてきたんだなぁという、木製の扉付きの棚は美しい飴色。
その中には、棚と同じく長い年月を大切に使われたであろう、柳行李。
その柳行李の中に脱いだものを入れ、タオルと洗面用具を持ってお風呂へ。
話にきいた金魚や鯉のいる水槽もありました。
お風呂に浸かりながら、金魚のしっぽがゆらゆら揺れるのを見るという、なんといも贅沢な時間。
熱めの浴槽、ぬるめの浴槽があるので(水風呂もあります。私は苦手なので入れませんが)、それを交互に入りながら小一時間ほどお風呂を楽しみました。
長い時間を経てきたことで生まれた、美しいこの銭湯とまた再開できることを祈りつつ、桜湯を後にしました。