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北朝鮮兵士の亡命 当時の映像公開
この事件について、国連軍司令部は22日、記者会見を開き、韓国側の監視カメラがとらえた当時の映像を公開しました。
映像には、亡命した兵士が運転する軍用車が、パンムンジョムのJSA=共同警備区域に猛スピードで入ってきたあと、歩哨所の横を通り抜けて軍事境界線を越えようとしたものの、タイヤが排水溝にはまって動けなくなった様子が映っています。
また、境界線のすぐ近くにある北朝鮮側の建物「パンムンガク(板門閣)」の前にいた警備兵たちが、異変に気付いて一斉に駆け出すのが確認できます。そして、兵士が車からおりて走り出した直後に、駆けつけた警備兵4人が兵士に向けて発砲し、そのうちの1人が、数秒間、境界線を越えてしまい、慌てて戻る姿もとらえられています。
さらに、熱を感知する特殊な監視カメラの映像には、韓国側の施設の近くで倒れた兵士を、ほふく前進で接近した韓国軍の兵士3人が安全な場所に移動させる様子が映っています。
国連軍司令部は、調査の結果、北朝鮮側が韓国側に向けて発砲するとともに、軍事境界線を越えて韓国側に侵入しており、朝鮮戦争の休戦協定に違反していたことが確認されたと発表し、北朝鮮に対して抗議したうえで、再発防止のための協議を求めたことを明らかにしました。
北朝鮮兵士の亡命 当時の映像公開
韓国と北朝鮮を隔てる軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で、先週、北朝鮮軍の兵士が韓国側に亡命した事件で、国連軍司令部は、22日、監視カメラがとらえた当時の映像を公開するとともに、調査の結果、兵士に発砲した北朝鮮側が朝鮮戦争の休戦協定に違反していたことが確認されたと発表しました。
南北の軍事境界線にあるパンムンジョムでは、今月13日、北朝鮮軍の男性兵士1人が境界線を越えて韓国側に亡命し、その際、北朝鮮側から40発余りの発砲があり、兵士は腹や肩などに少なくとも5発の銃弾を受けてソウル近郊の病院で治療が続いています。
この事件について、国連軍司令部は22日、記者会見を開き、韓国側の監視カメラがとらえた当時の映像を公開しました。
映像には、亡命した兵士が運転する軍用車が、パンムンジョムのJSA=共同警備区域に猛スピードで入ってきたあと、歩哨所の横を通り抜けて軍事境界線を越えようとしたものの、タイヤが排水溝にはまって動けなくなった様子が映っています。
また、境界線のすぐ近くにある北朝鮮側の建物「パンムンガク(板門閣)」の前にいた警備兵たちが、異変に気付いて一斉に駆け出すのが確認できます。そして、兵士が車からおりて走り出した直後に、駆けつけた警備兵4人が兵士に向けて発砲し、そのうちの1人が、数秒間、境界線を越えてしまい、慌てて戻る姿もとらえられています。
さらに、熱を感知する特殊な監視カメラの映像には、韓国側の施設の近くで倒れた兵士を、ほふく前進で接近した韓国軍の兵士3人が安全な場所に移動させる様子が映っています。
国連軍司令部は、調査の結果、北朝鮮側が韓国側に向けて発砲するとともに、軍事境界線を越えて韓国側に侵入しており、朝鮮戦争の休戦協定に違反していたことが確認されたと発表し、北朝鮮に対して抗議したうえで、再発防止のための協議を求めたことを明らかにしました。