ハワイ州が「ルートボックス」を批判する姿勢を表明。『スターウォーズ バトルフロント2』を「オンラインカジノ」と表現、販売停止求める

ハワイの州議会議員であるChris Lee氏は昨日11月21日に会見を開き、ハワイ州を代表して「ルートボックス」を批判する声明を発表した。その内容をGame InformerKotakuが報じている。Lee氏は『スターウォーズ バトルフロント2』の「ルートボックス」について「子供にお金を使わせるように仕向ける、オンラインカジノだ」とコメント。くわえて「成熟していない子供を、こうした多額のお金を費やす“罠”から守らなければいけない」と語る。子供、そしてその家族を守るために『スターウォーズ バトルフロント2』へのアクセスおよび販売自体の差し止め、そして異なるゲームメカニズムの導入を要求している。

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同じくハワイの州議会議員Sean Quinlan氏は、モバイルゲームなどにもこうした要素が含まれていることを認めつつ、世界的大企業がAAA級タイトルにて、子供を含めた世界的人気のあるIPにておこなっていることを危惧していると吐露。前述のLee氏はすでに、ほかの州ともこうした話し合いをしており、同様の意見が寄せられていると明かし、こうした仕様がさまざまなゲームに標準的に搭載される前に止めなければいけないと決意を表している。

氏はredditにも投稿をおこなっており、こうした「マイクロトランザクション(ゲーム内少額課金)」や「ルートボックス」は明らかに人間心理(特に心理的に発達しきっていない未成年)を狙った悪質なものであるとも批判している。つまり、『スターウォーズ バトルフロント2』をリリースしたEAだけでなく、大企業が、未熟な子供を危険な道に引き込む可能性を持つ「マイクロトランザクション」および「ルートボックス」を積極的に導入していることに警鐘を鳴らしている。

あくまでひとつの州が批判の姿勢を表明しただけであるが、本日ベルギーの賭博委員会も「ルートボックス」をギャンブルであると認定し、法務省の役員がゲーム内課金の禁止を求めていた(関連記事)。大きな動きを見せ始めた「ルートボックス」騒動。単なるひとつの表明であっても、それが続けば“始まり”にもなりえるだろう。

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