安積咲

（私にもよく分かりません）

「私がなんでふぁぼってるか分かる？」

ませんよ？

私には数秒先が見え

「意思の段階でふぁぼる」

もーしーかーしーたーら本当に親切なおじさんだったのかもしれないけど、今でも不気味な出来事ではあった。

「もしかして観に行ってみたかった？だったらごめんね」と後で言われたんだけど、どう考えても閉館後の人気のない聖堂の塔の上方なんかに若い女子（友人はね）を連れて行こうとするおじさんって怪しすぎるので、「いやいやそんなの断って正解だよ！」って言ったんだけど、あれは未だに何だったのか。

「友達が一緒だから」と言うと「一緒でいいよ」と。でも閉館が近い時間だったのでそう言うと、「閉館した後でも構わないよ」と。さすがに気味が悪くなった友人は、時間がないからと断ったそうなんだけど。

しかし、少々謎の残る体験もあった。2年前のベルギーのブリュッセルの聖堂での事。ベルギー人の友人と一緒に見学に入って、特に中に興味がない友人は入口間際で座っていたんだけど、私が内部を見学している間に職員らしき人に「聖堂の塔の中を観に行かないか」と誘われたらしい。

いつかその本人にお返しする事がかなわない親切は、別の誰かに返す事で回って行けばいいと思ってはいるけど、できる事ならあのご本人にお礼をもう一度言いたかったな。

そのロッカー、コインしか使えず、しかしスウェーデンはあまり現金を使わないので、手元の小銭が少なく、使える種類が無かったのだった。

6年前、スウェーデンの美術館で、荷物を預けなければいけないロッカーを前に、全く小銭が無く困っていると、にっこり笑ってコインを下さった恰幅の良いおじさまがいた。「どうやってお返しすれば」と言っても「いいんだよ」と去って行ったあのおじさまは、まさに美術館で出会った素敵おじさまだった。

（全部看護師と飲みに行って浮かれていた某N氏のせいだ）

（段々自分で何言ってるのか分からなくなってきた）

←完全手動です。

私はFANKSじゃないですけど。