『ヌメロン』をようやくプレイし始めたL_striesです。
なんとなく、ポーカーや麻雀みたいなゲームですな。
短期的には運が重要だけど、長期的には実力が出る、という所が。
私はパズルゲームのような、思考に重きを置いたゲームが好きなので、とりあえずダラダラやってみることとします。
1人用ゲームを使って確率論を考察中……。
今日の更新は、Windowsを使っている方には有名な『ハーツ』の戦い方を、お送りします。
といっても、対ウインドウズ向けに最適化していません。
あくまでも対人戦での思考を重視しています。
ルールについては省略しているので、ハーツのルールを全く知らない人は、Windowsで覚えるなりググるなりしてください。
続きは折り畳みへ
(1)シュートに行くかの判断
シュートを放ったときの「自分以外に26点」というのが、リスクに対して安い気がするので、相当の手札が来なければ私は狙わない。
一応、狙う場合の大きな目安としては、
①1スートに対して5枚以上ある場合は、5枚目以上をほぼ安全札(確実にトリックを取れる札)として考えて良い。
②1スートに対して2枚以下の場合は、自分以外の3人全員が2枚以上持っている可能性が高いので、このスートについては特段意識しなくてもよい(後述するが、これはシュート狙いでないときも有効)。
という2つの条件が大前提にある。
これを基に、各スートで戦力判断をして、交換で渡すカードを決めていくことになる。具体的には、
③スペードについては、1~2枚程度ならば低いカードを持っていても抜けられる可能性があるので、持っていても良い(というか、持っていた方が早々にシュート狙いが崩れた時に安全)
④ハートは上から持ってなければ全て邪魔カードなので、確実に交換で全て渡すこと
⑤ダイヤ・クローバーは8以下の札は要らないので交換で渡したい所。ただしクローバーの1順目は安全なので、低いカードを1枚持っていてもよい
といった感じになる。
交換で渡すカードを抜いたときに、これらの全ての条件を満たした時は、思い切りシュートを狙っていってよい。
また、レアケースだが
・ハート以外の各スートでQ以上が1枚以上ある
・ハートが上から4枚以上ある
という2つの条件を満たす時は、ハート以外のマークでなんとかスペードのQとハートブレイクでのハートをかっさらい、連続ハート戦でごり押しシュートを狙うことも出来るため、シュートを狙っていい手札である。
補足として
⑥交換によって低い札が来る可能性は考えなくともよい。
⑦スートを削ってシュートを狙うのは、思っている以上にリスクがバカ高い(経験則だが)
この⑦については、現在その理由を検討中であるが、「自由に出せるときはどうしてもカードを下から削るので、崩れた時に逃げにくいこと」と「削ったスート戦の時にトリックを取れないこと」が、想像以上に大きいリスクであることに起因している気がする。
(2)カード交換
カード交換をするとき、私は
・基本的には、必ず2種類のスートを渡すようにする
・他3つのスートが安全orカードが悪すぎて博打を狙うしかない時に、1種類だけ渡すこともある。
・3種類のスートを渡すのは悪手になりやすいので、ネタの時のみ。
というのを思考の軸にして、
ダイヤ・クラブ>ハート>>>>スペード
の意識で渡すカードを決める。
スペードのQを渡すのは、
・スペードのQを含めてスペードが2枚以下の時
・3枚の時は、ダイヤかクラブでスートを削れる場合にはスートを削り、削れないときはスペードのQのみを渡す
この2つの時だけ。
なお、スペードのKorAは、これら1枚につき他のスペードを1枚以上持っている時は気にせず抱えても良いことが多い気がする。
私はスペードを削ることもリスクを考えて滅多にしないので、実質スペードを渡すのは上に当てはまるときのみである。
なお、この理論ではスペードが「9・Q・K・A」のような手札のときも、交換ではスペードを渡さないことになるが、これが正解だと思われる。
スペード戦では高確率で権利を取るので、見た目以上に安全である。
もちろん、逆にクラブやダイヤ戦では相手に権利を取らせ、スペードのQを持って行ってもらわなくてはならないので、それを意識した交換をすべきであろう。
「マークを削るか、強いカードを削るか?」というのが議論になるが、私は基本的に強いカードを削るのが強いと思っている。
じゃなかったら交換時にスート2種類渡すのをわざわざ推奨しない。
スートを削る強みは、削ることで他のマークを捨てやすくすることだが、これについては「削ったマークが1枚でも来ると一気に不利になる」と私は考えているので、リスク管理という視点から、強いカードを削った方が強いと思っている。
まあ、この辺は究極的には期待値の問題になると思うので、私のやり方が真に強いのかは、実際どうか分からんね。
読みやカードの出し方などの、プレイングの問題もあるわけで。
なお、交換したくないほど安全な手札の時は、ハートの下位を渡してシュートを能動的に止めるという戦略もある。
2番目に弱いハートのみを渡すというのが、私がよくやる渡し方である。
この渡し方は、シュートを止めるという意識もあるが、付加的に「1枚しかないハートを削った」という勘違いを相手に与えられるのが強みである。
自分が楽な時は、違った方向から相手を可能な限り苦労させることも、正しい思考である。
(3)プレイングの意識
(a)シュート崩しの戦略
ぶっちゃけシュートなんて滅多に出るものではないから、そこまで意識しなくても良いのは確かだが、
「加点札だけ見たときに相手がシュートを取る可能性があるならば、ハートの1番強いカードだけ打たない」くらいのことはやっておいても損はない。
ハートが弱ければ別のスートでも可。
また、このような理由で強い札を止める際には、スートを削っておくと安心できる。
スートを削ることで、ハート戦ではないときにハートを打ちやすくするメリットもある。
上位を狙うなら、ハート戦で回収してシュート崩しをするより、自分以外に回収させてシュートを止めたい所である。
(b)序盤の打ち出しスートは自分の枚数を見る
交換の後、自分の手札に2枚しかないスートがあった場合は、ほかの3人全員がそのスートを2枚以上持っている可能性が非常に高いため、自分にとってかなり安全なスートと言ってよい。早めに自分から打ち出して、安全に逃げ切りたい所である。
逆に、5枚以上持っているスートは、他の誰かがそのスートを持っていない可能性があり、それゆえスペードのQを拾いかねずかなり危険なので、自分からあまり打ち出したくはない。
困るのが、13枚のカードをスートで分けた時に3-3-3-4枚持っている時。こういう時は、必然的に序盤から低いカードを打たざるを得ないので、後半での加点が予想される。
よって、これは交換の時から積極的に避けたい手札となる。
交換で図らずもこのような手札になってしまった場合は、わざと手番を取らないのも重要である。
手番を取るべきか取らざるべきかというのは、次ターンの打ち出しが誰かということや、手札の枚数、各スートの状況などを見て、かなり慎重に決めるべきところになる。
(c)ブラフを交えたプレイング
各スートの枚数などを考えた時、序盤に13点を確実に食らいそうな時、あるいは序盤に食らった時は、シュート狙いのプレイングに見せかけたブラフをしていくべきであると思う。
自分がスペードのQを取り、ハートブレイクを誰かに取られた場合、残りのトリックの取り合いは「ハートの押し付け合い」のみになってしまう。
しかし、加点札を自分だけが取っている状態を意図的に継続させられれば、周りの人は否が応にもシュートを警戒せざるを得ない。
これによって、相手が取れる選択肢を削るのが、ブラフの効果である。
ブラフをする場合、具体的には、
・全体的には、後半に備えて低い札を手札に残そうとする意識が大切
・まだ場に出ていないスートで、かつ手札にそのスートが少ない時は、自分の最低札を残して低いカードから打つ。手札に多い時は、少し高めの札を打ってハートブレイクを取りに行く姿勢を見せる
・場に出てきているスートについては、特にダイヤやクローバー戦でスペードのQを食らったとき、次のハートブレイクに備えて慎重な手札回しが要求される。なるべく場では最強になる札を出しておいて、相手の動きを縛るべきである
・最終的に13~15点を目標にする
といった感じ。
ちなみに、ハートブレイク後も、ハート以外のスートで高いカードを打ち出しまくって、ハート以外が概ね安全になったところでハートの弱い札を出すと安定しやすい。
ハート以外の高いカードを出すと、他のプレイヤーは1番強いハート以外のカードを捨ててくることが多い。すると、自分はハート以外は安全になるまで捨てているし、ハートは周りと比べると相対的に弱くなり、結果として全スートが安定するのである。
なんとなく、ポーカーや麻雀みたいなゲームですな。
短期的には運が重要だけど、長期的には実力が出る、という所が。
私はパズルゲームのような、思考に重きを置いたゲームが好きなので、とりあえずダラダラやってみることとします。
1人用ゲームを使って確率論を考察中……。
今日の更新は、Windowsを使っている方には有名な『ハーツ』の戦い方を、お送りします。
といっても、対ウインドウズ向けに最適化していません。
あくまでも対人戦での思考を重視しています。
ルールについては省略しているので、ハーツのルールを全く知らない人は、Windowsで覚えるなりググるなりしてください。
続きは折り畳みへ
(1)シュートに行くかの判断
シュートを放ったときの「自分以外に26点」というのが、リスクに対して安い気がするので、相当の手札が来なければ私は狙わない。
一応、狙う場合の大きな目安としては、
①1スートに対して5枚以上ある場合は、5枚目以上をほぼ安全札(確実にトリックを取れる札)として考えて良い。
②1スートに対して2枚以下の場合は、自分以外の3人全員が2枚以上持っている可能性が高いので、このスートについては特段意識しなくてもよい(後述するが、これはシュート狙いでないときも有効)。
という2つの条件が大前提にある。
これを基に、各スートで戦力判断をして、交換で渡すカードを決めていくことになる。具体的には、
③スペードについては、1~2枚程度ならば低いカードを持っていても抜けられる可能性があるので、持っていても良い(というか、持っていた方が早々にシュート狙いが崩れた時に安全)
④ハートは上から持ってなければ全て邪魔カードなので、確実に交換で全て渡すこと
⑤ダイヤ・クローバーは8以下の札は要らないので交換で渡したい所。ただしクローバーの1順目は安全なので、低いカードを1枚持っていてもよい
といった感じになる。
交換で渡すカードを抜いたときに、これらの全ての条件を満たした時は、思い切りシュートを狙っていってよい。
また、レアケースだが
・ハート以外の各スートでQ以上が1枚以上ある
・ハートが上から4枚以上ある
という2つの条件を満たす時は、ハート以外のマークでなんとかスペードのQとハートブレイクでのハートをかっさらい、連続ハート戦でごり押しシュートを狙うことも出来るため、シュートを狙っていい手札である。
補足として
⑥交換によって低い札が来る可能性は考えなくともよい。
⑦スートを削ってシュートを狙うのは、思っている以上にリスクがバカ高い(経験則だが)
この⑦については、現在その理由を検討中であるが、「自由に出せるときはどうしてもカードを下から削るので、崩れた時に逃げにくいこと」と「削ったスート戦の時にトリックを取れないこと」が、想像以上に大きいリスクであることに起因している気がする。
(2)カード交換
カード交換をするとき、私は
・基本的には、必ず2種類のスートを渡すようにする
・他3つのスートが安全orカードが悪すぎて博打を狙うしかない時に、1種類だけ渡すこともある。
・3種類のスートを渡すのは悪手になりやすいので、ネタの時のみ。
というのを思考の軸にして、
ダイヤ・クラブ>ハート>>>>スペード
の意識で渡すカードを決める。
スペードのQを渡すのは、
・スペードのQを含めてスペードが2枚以下の時
・3枚の時は、ダイヤかクラブでスートを削れる場合にはスートを削り、削れないときはスペードのQのみを渡す
この2つの時だけ。
なお、スペードのKorAは、これら1枚につき他のスペードを1枚以上持っている時は気にせず抱えても良いことが多い気がする。
私はスペードを削ることもリスクを考えて滅多にしないので、実質スペードを渡すのは上に当てはまるときのみである。
なお、この理論ではスペードが「9・Q・K・A」のような手札のときも、交換ではスペードを渡さないことになるが、これが正解だと思われる。
スペード戦では高確率で権利を取るので、見た目以上に安全である。
もちろん、逆にクラブやダイヤ戦では相手に権利を取らせ、スペードのQを持って行ってもらわなくてはならないので、それを意識した交換をすべきであろう。
「マークを削るか、強いカードを削るか?」というのが議論になるが、私は基本的に強いカードを削るのが強いと思っている。
じゃなかったら交換時にスート2種類渡すのをわざわざ推奨しない。
スートを削る強みは、削ることで他のマークを捨てやすくすることだが、これについては「削ったマークが1枚でも来ると一気に不利になる」と私は考えているので、リスク管理という視点から、強いカードを削った方が強いと思っている。
まあ、この辺は究極的には期待値の問題になると思うので、私のやり方が真に強いのかは、実際どうか分からんね。
読みやカードの出し方などの、プレイングの問題もあるわけで。
なお、交換したくないほど安全な手札の時は、ハートの下位を渡してシュートを能動的に止めるという戦略もある。
2番目に弱いハートのみを渡すというのが、私がよくやる渡し方である。
この渡し方は、シュートを止めるという意識もあるが、付加的に「1枚しかないハートを削った」という勘違いを相手に与えられるのが強みである。
自分が楽な時は、違った方向から相手を可能な限り苦労させることも、正しい思考である。
(3)プレイングの意識
(a)シュート崩しの戦略
ぶっちゃけシュートなんて滅多に出るものではないから、そこまで意識しなくても良いのは確かだが、
「加点札だけ見たときに相手がシュートを取る可能性があるならば、ハートの1番強いカードだけ打たない」くらいのことはやっておいても損はない。
ハートが弱ければ別のスートでも可。
また、このような理由で強い札を止める際には、スートを削っておくと安心できる。
スートを削ることで、ハート戦ではないときにハートを打ちやすくするメリットもある。
上位を狙うなら、ハート戦で回収してシュート崩しをするより、自分以外に回収させてシュートを止めたい所である。
(b)序盤の打ち出しスートは自分の枚数を見る
交換の後、自分の手札に2枚しかないスートがあった場合は、ほかの3人全員がそのスートを2枚以上持っている可能性が非常に高いため、自分にとってかなり安全なスートと言ってよい。早めに自分から打ち出して、安全に逃げ切りたい所である。
逆に、5枚以上持っているスートは、他の誰かがそのスートを持っていない可能性があり、それゆえスペードのQを拾いかねずかなり危険なので、自分からあまり打ち出したくはない。
困るのが、13枚のカードをスートで分けた時に3-3-3-4枚持っている時。こういう時は、必然的に序盤から低いカードを打たざるを得ないので、後半での加点が予想される。
よって、これは交換の時から積極的に避けたい手札となる。
交換で図らずもこのような手札になってしまった場合は、わざと手番を取らないのも重要である。
手番を取るべきか取らざるべきかというのは、次ターンの打ち出しが誰かということや、手札の枚数、各スートの状況などを見て、かなり慎重に決めるべきところになる。
(c)ブラフを交えたプレイング
各スートの枚数などを考えた時、序盤に13点を確実に食らいそうな時、あるいは序盤に食らった時は、シュート狙いのプレイングに見せかけたブラフをしていくべきであると思う。
自分がスペードのQを取り、ハートブレイクを誰かに取られた場合、残りのトリックの取り合いは「ハートの押し付け合い」のみになってしまう。
しかし、加点札を自分だけが取っている状態を意図的に継続させられれば、周りの人は否が応にもシュートを警戒せざるを得ない。
これによって、相手が取れる選択肢を削るのが、ブラフの効果である。
ブラフをする場合、具体的には、
・全体的には、後半に備えて低い札を手札に残そうとする意識が大切
・まだ場に出ていないスートで、かつ手札にそのスートが少ない時は、自分の最低札を残して低いカードから打つ。手札に多い時は、少し高めの札を打ってハートブレイクを取りに行く姿勢を見せる
・場に出てきているスートについては、特にダイヤやクローバー戦でスペードのQを食らったとき、次のハートブレイクに備えて慎重な手札回しが要求される。なるべく場では最強になる札を出しておいて、相手の動きを縛るべきである
・最終的に13~15点を目標にする
といった感じ。
ちなみに、ハートブレイク後も、ハート以外のスートで高いカードを打ち出しまくって、ハート以外が概ね安全になったところでハートの弱い札を出すと安定しやすい。
ハート以外の高いカードを出すと、他のプレイヤーは1番強いハート以外のカードを捨ててくることが多い。すると、自分はハート以外は安全になるまで捨てているし、ハートは周りと比べると相対的に弱くなり、結果として全スートが安定するのである。
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