« 遊びデー | メイン | pre要素にスクロールバー »

2005年10月07日

トトラ流ハーツ道 [ゲーム]

私の周りではトランプが妙に熱い。毎日のようにトランプに明け暮れる日々がもう2年以上続いていたりする。なんとも大学生だ。そんな中でも最も熱いゲームが「ハーツ」だ。Windowsにデフォルトでインストールされていることもあって知名度はそれなりだが、やはりリアルでの熱い駆け引きがあってこそのハーツだろう。

何十回、何百回と試合をこなしてきて、ある程度の定石というかパターンが生まれてきた。手札の出し方にも様々な手法があるが、最もわかりやすいのはなんといっても最初の3枚の手札交換だろう。この交換の成功・失敗が、その後の勝負を決めるといっても過言ではない。そんな中で比較的よく使われてきた技をいくつか紹介する。尤もこのとおりやったからといって必ず勝てるわけではない。勝負はあくまで時の運だ。

初手切り

♣のカードを全て切る、もしくは絵札を1枚残して渡してしまう技。

初手は必ず♣と決まっているので、高いカードのを捨てやすいのだ。点札が付く心配もないし、その後の展開もぐっと楽になる。

ただ初手から異色のスートを出すと目立つし、手の内を推察されやすいので、高いのを1枚残しておくのがベスト。確実に手番を貰っておけば、スペード攻めなどの主導権を握りやすくなる。

お手軽なだけに、被る可能性が最も高い技でもある。相手の性格と傾向をよく読む必要がある。


ハート切り

♥のカードを全滅、もしくは♥Aのみか♥Aと♥Kのみを残して切る技。

ばりばりにシュート狙いの構えである。終盤の♥の攻防戦を掻い潜ることなく狙えるので、もっともシュートを成功させやすいパターンの一つだ。

AやKを残しておくとシュートの希望が潰えた時に被害が絶大なので、無いほうが若干小回りが利く。しかしせっかく持っているならわざわざ捨てることも無いだろう。

2~5あたりを渡すと思いっきり警戒されてしまうので、そのへんの覚悟はしておこう。

キラーパス

♠Q、♠K、♠Aのいずれかを単品で渡す技

相手に♠Qを取らせるための技。おまけとして♣か♦の中くらいの札を渡しておくと、処分しにくくてベスト。この状態でスペード攻めすれば、高い確率で13点を被らせることが出来る。

♠Qと♠Aなど2枚組みで渡してもいいが、そのぶん炙り出せる確率は低くなってしまう。少なくとも一回は止められることが確かなのだ。但し、渡さなければ自分も危ういので、素直にセットで渡してしまうのも手だろう。

これも比較的被りやすい。

ダイヤ待ち

♠Qを持っているときに有効。ダイヤを残らず切ってしまう。

ダイヤを0枚にし、2順目でさっさと♠Qを付けてしまう技。2順目は大抵♦か♠なので、高い確率で13点を喰らわなくて済む。1枚でもダイヤが残っていると成功しにくい。

序盤のスペード攻めに耐えるためには、最低でも4枚以上は♠のカードが無いと厳しいだろう。また♦が場にあんまり固まり過ぎていると、1順たりとも♦の場が回ってこないこともある。そうなれば自爆の一途を辿るしかない。

この技の一番の弱点は、♦の中途半端を貰うことだろう。序盤で♠Qを始末することなく、無情なスペード攻めによって晒されてしまう。

ハート連番

♥の7~J辺りを連番で3枚渡す技。

嫌がらせ目的である。こんな中途半端ではシュートも狙えないし、連番だけに非常に始末に困る。運悪く♥切りでもしていようものなら、8~11点くらいは覚悟しなければならない。地味だが嫌な技だ。

逆に相手に♥の低いのが2枚以上ある状態では、非常に楽な展開にしてしまう。場をよく読まないと使いどころが難しい。

シュートストッパー

♥2~6を単品と、いずれかのスートのAやKを2枚セットで渡す技。

通常ならシュートが怖くて渡せないようなAやKでも、ハートの低いの1枚さえあればまず安心して渡せるようになる。余程運が良くない限り、素で2~6で手番を取るのは不可能だ。ごくまれに相手が♥マスターで、そんなものを物ともせずに♥の階段を下ることもあるが、そうなればもう諦めるしかない。

シュートをよく狙う相手にかなり有効な技。

黒三点

♣2、♣K;、♣Aを三枚セットで渡す技。嫌がらせ系。

初手の自由度を一気に奪い去ってしまう絶望の手札だ。相手がクラブを切っていたりしたら効果は倍増する。

クラブシュートの危険性は若干あるが、初期手でAとKを持っていないので、シュート狙いの可能性はやや低いとみなすことが出来る。それも断定は出来ないが。

スリーカード

♦K♠K♥K、♦Q♠Q♥Q、♦A♠A♥Aのいずれかの三点セット

高めかつばらばらに渡すことで、平和に行こうとしている人をけしかけることが出来る。色が統一されていないので、シュートも狙いにくい。但しそれはAじゃなかったときの話だ。オールAで渡すと穏やかな人もいきなりアグレッシブになったりするので、シュートには充分注意したい。個人的にはオールQのスリーカードがベストだ。

クラブの混じった組み合わせでもいいのだが、クラブだと初手で捨てられてしまうので効果は半減する。また別に数字が揃っている必要は必ずしも無いのだけれども、そのへんはインパクトだ。

シュートを狙っていない人にピンポイントで渡すとベター。

二色

特にスートは問わないが、出来るだけ2色(スート2種類)にしてしまう技。1枚ずつくらいは残っていてもいい。

二色デッキは非常に動きやすい。自由に捨てることが出来るターンが圧倒的に多くなるので、柔軟に対応できる。状況しだいではショートも狙いにいけるし、失敗しても0点に抑えやすいので攻守共に優れた戦術だ。終盤で手番を取らないようにだけは注意しよう。そうなればあとは全て自分のものだ。

狙い目は♠&♥切り。この二つはやや渡されにくいし、もし高いのが来てもシュートが狙いやすい。


スペード切り

♠を全て無くしてしまう。危険な技。初心者にはオススメできない。

♠Q、♠K、♠Aのいずれかでも貰ってしまうともうアウトだ。一応スペード攻めのときに、1人蚊帳の外で高い札を捨て続けられるというメリットがある。しかしハイリスクの割のリターンが少なすぎる。

♠の枚数が少ないとしても、それらを渡してしまうのはあまり得策ではない。よって余程貰わないという自身があるとき以外は、あまり使いたくない技ではある。でもよく見かけたりもする。

投稿者 : 13:21 | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://totora.jpn.org/mt/mt-tb.cgi/54

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)