わが家は2014年から、国民年金保険料の「2年前納」をしています。
年金は老後のためだけでなく、
障害を負った時のためにも払っておこうと考えています。
でも、節約したい…。
そこで1度に払う金額は多くなるけれど、
トータルで考えると割引になる「2年前納」を利用しています。
国民年金2年前納のデメリット
まずは、国民年金保険料を2年前納する上でのデメリットを確認していきます。
納付後は減免制度が受けられない
保険料を納めることが経済的に難しくなった時、保険料が免除される制度があります。
しかし、2年前納したあとに減免を申請しても納めた保険料は戻ってきません。
「前納した後すぐに大怪我をしたり、死んでしまったら…」と迷ったりもしましたが、
もしそうなったら仕方が無いからあきらめよう、と夫と私は考えています。
2年に1度、大きな出費
夫婦2人分を2年前納すると、75万円以上の出費が2年に1度あります。
トータルで考えるとおトクだとわかっていても、結構つらい出費。
わが家では毎月数万円ずつ貯蓄とは別枠で「2年前納するための積立」をしています。
普段から貯蓄額の中にその積立金を入れないようにしておくと、
一度に75万円を支払っても貯蓄額が変わらず、精神的に楽です。
国民年金2年前納のメリット
次に、国民年金保険料2年前納のメリットを確認していきます。
保険料の割引
「2年前納」を利用すると、
毎月納付する場合に比べ 2年間で15,000円程度の割引になります。
29年度保険料は16,490円なので、だいたい1ヶ月分の割引です。
前納するだけで、夫婦2人分 約3万円の節約。
とってもうれしい。
クレジットカードで払える
平成29年4月から、これまでの口座振替に加えて
新たに現金・クレジットカード納付による2年前納が可能になりました。
クレジットカードで払うと、
ポイント・マイル・キャッシュバックなどが受けられるというメリットがあります。
口座振替の割引額は15,640円、現金とクレジットカードの割引額は14,400円と、
口座振替と比較すると1,000円程度高くなります。
しかし、還元率が0.5%以上であればクレジットカード払いの方がおトクです。
社会保険料控除の方法を選べる
確定申告をするとき、2年前納した分の社会保険料控除については、
- 納めた年に全額控除する
- 1年ごとに分けて控除する
この2つから選択できます。
わが家は収入に波があるので、
社会保険料控除の額を2つから選べるというのがとても嬉しいです。
参考:2年前納された国民年金保険料の社会保険料控除について|国税庁
国民年金をクレジットカードで2年前納する手続き
まず、クレジットカードで「2年前納」する際に気をつけることがあります。
- 「2年前納」の申し込み期限は、毎年2月末まで
- 利用するクレジットカードの利用限度額と有効期限
この2つに注意して、日数に余裕を持って準備するようにしましょう。
2月末日までに間に合わなかった場合、翌年3月まで毎月納付の取り扱いとなります。
また、クレジットカードの支払い回数は1回払いのみです。
申し込み方法
「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」に必要事項を記入して、
年金事務所の窓口に提出するか郵送します。
「クレジットカード納付申出書」は窓口に備え付けてあるほかに、
日本年金機構のサイトからダウンロードできます。
郵送による手続きを希望する際は、最寄の年金事務所まで問い合わせをして
「クレジットカード納付申出書」を送付してもらうことも可能です。
また、被保険者とカード名義人が異なる場合は
「国民年金保険料クレジットカード納付に関する同意書」も必要となります。
国民年金2年前納におすすめのクレジットカード
国民年金保険料の支払いができないクレジットカードが一部あります。
それは「プリペイド式クレジットカード」と「海外発行のクレジットカード」。
つまり、国内で発行された普通のクレジットカードなら大丈夫。
還元率の高いクレジットカードで支払えばその分おトクです。
私のおすすめは「楽天カード」と「リクルートカード」。
どちらも還元率1%以上・年会費無料です。
わが家は2つのカードを使って、趣味の温泉旅行を安く楽しんでいます。
楽天カードのおすすめポイント
ポイント還元率1%
楽天カードで2年前納すると、3,800円程度の楽天スーパーポイントがもらえます。
夫婦2人だと、2年前納で28,800円割引された上に、7,600円程度のポイント還元。
合計約36,400円おトクです。
※29年度保険料16,490円、30年度保険料16,340円で計算しました。
ポイントがあれこれ使える
楽天スーパーポイントは楽天市場だけでなく、街のお店でも使えます。
マクドナルド、くら寿司といった飲食店やガソリンスタンド、コンビニなど色々。
また、お店で現金払いをする時でも、楽天カードを提示すればポイントがもらえます。
ポイントで投資信託が買える
楽天証券に口座があれば、楽天スーパーポイントで投資信託が購入できます。
投資をしてみたいけれど最初の一歩が踏み出せない…という方は、
楽天スーパーポイントで投資デビューしてみてはいかがでしょうか。
公式サイトはこちら⇒楽天カード
リクルートカードのおすすめポイント
ポイント還元率1.2%
リクルートカードで2年前納すると、4,550円程度のリクルートポイントがもらえます。
夫婦2人だと、2年前納で28,800円割引された上に、9,100円程度のポイント還元。
合計約37,900円おトクです。
※29年度保険料16,490円、30年度保険料16,340円で計算しました。
ポイントの使い道が豊富
リクルートポイントの使い道は
「じゃらん」「ポンパレ」などのリクルートのサービスだけではありません。
Pontaポイントに交換して、
ローソンやケンタッキーなどの日本全国のPonta加盟店でも利用できます。
参考:共通ポイント Ponta [ポンタ] | Ponta Web
税金の支払いもおトクに
リクルートカードで嬉しいのは、電子マネーチャージでもポイントが貯まること。
モバイルSuicaやnanaco、楽天Edy、スマートICOCAへのチャージで
リクルートポイントがもらえます。
わが家はリクルートカードでチャージしたnanacoカードを使い、
セブンイレブンで税金を支払っています。
すると、税金の支払いでも還元されたリクルートポイント分の節約ができます。
公式サイトはこちら⇒リクルートカード
わが家も早く手続きします
前回「2年前納」した2016年は、口座振替しかできませんでした。
来年はクレジットカードでさらにおトクに前納する予定です。
「申出書」をプリントアウトしたので、早く記入して郵送しなければ。
余裕を持って年内には投函します。