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薬を飲むタイミング「食前」「食後」「食間」の違い:この差って何?【2017/11/21】

薬のパッケージの注意書きを見てみると、いつ服用すればいいかということに対して、「食前」「食後」「食間」などが書いてあります。

具体的には、どのタイミングで飲むのが正しいのでしょうか?

食前に飲む薬

食前」に飲む薬には「吐き気止めの薬」や「糖尿病の方が飲む薬」がある。

それは食事によって受ける影響を事前に防ぐ役割を果たすため。

気持ち悪い時や糖尿病の方は、食事を摂ることによって、体に悪影響を受けてしまうのですが、食前に薬を飲むことで、その悪影響を未然に防ぐことができます。

ただ、漢方などは、食事の影響を受けると効果が薄れてしまうので、食前と書かれているものが多いのです。

食べた後に薬を飲んでもそれは意味がないということです。

では、食事のどのくらい前に飲むのが良いのでしょうか?

薬によって効果が出るまでに時間がかかりますので、食事の30分前に飲むといいということです。

食後に飲む薬

食後」と書かれている薬は、胃が空っぽの時に飲むと胃が荒れてしまうと思っている人が多いかもしれません。

しかし、現在では胃を荒らす薬はほとんどありません。

食後の薬というのは基本的にいつ飲んでも大丈夫です。

ですが、食後に飲むとしていれば、薬の飲み忘れを防ぐことができ、適度な時間を空けて飲みきることができます。

仮に本当に胃の中に何か入っていないとダメな薬の場合は、パッケージに「空腹時はさけて服用」と書いてあります。

食間に飲む薬

食間」と聞くと、稀に食事の最中に飲む人がいますが間違いです。

胃の中が空っぽになっているときに、胃の粘膜をコーテイングするような薬が食間に飲む薬に多いです。

食間は、胃が空っぽになるタイミング、食事を終えてから大体2時間後くらいが目安となります。