2017.11.21 Tue posted at 13:22 JST
(CNN) 女子テニス協会は21日までに、元世界ランキング2位で1998年のウィンブルドン大会を制したヤナ・ノボトナさんが、長期にわたるがん闘病の末に死去したと発表した。49歳だった。
協会の声明によればノボトナさんは「故郷のチェコで家族に囲まれながら」、穏やかに息を引き取ったという。
サーブアンドボレーの戦術を得意としたノボトナさんは、ダブルスと混合ダブルスを含めて4大大会(グランドスラム)で17回優勝。五輪では88年と96年大会でメダルを獲得している。
2005年には国際テニス殿堂入りを果たした。
1993年、24歳で臨んだ初のウィンブルドン決勝ではドイツのシュテフィ・グラフと対戦し、勝利まであと一歩のところまで迫りながらタイトルを逃した。表彰式で思わず涙ぐんだノボトナさんをケント公爵夫人が慰める様子は多くのファンの心をつかみ、今も大会の歴史に残る名場面として語り継がれている。
ノボトナさん死去を受け、旧チェコスロバキア出身で元世界ランキング1位のマルチナ・ナブラチロワさんや、同じくチェコ出身でウィンブルドンを2度制したペトラ・クビトバさんらが追悼の言葉を寄せた。
CNN.co.jpのメールマガジンの
お申し込みはこちらから