藤井聡太四段 通算50勝を達成

藤井聡太四段 通算50勝を達成
将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新した中学3年生のプロ棋士、藤井聡太四段が21日、大阪で行われた対局に勝ち、公式戦通算50勝目を挙げました。日本将棋連盟が把握しているかぎり、プロ入り後、最も速い50勝の達成だということです。
藤井聡太四段は、去年10月に史上最年少の14歳2か月でプロ棋士となったあと、ことし7月の対局で敗れるまで公式戦で29連勝し、将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新しました。

藤井四段は、その後も着実に勝ちを収め、9月14日の対局以降は10連勝中で、プロ入り後の公式戦の通算成績を49勝6敗としていました。

その藤井四段は21日、大阪の関西将棋会館で行われた八大タイトルの1つ、「王座戦」の一次予選トーナメントで平藤眞吾七段と対局しました。

対局は、互いに一進一退の攻防が続き、終盤にもつれ込みましたが、開始から12時間半後の午後10時半ごろ、126手までで平藤七段が投了して藤井四段が勝ちました。

これによって、藤井四段は、未放送のテレビ対局を除いた通算成績が50勝6敗となり、日本将棋連盟が把握するかぎり、プロ入り後、最も速い50勝の達成だということです。

対局を終えた藤井四段は「全体的に苦しい局面が続き、勝ちを意識したのは最後の最後でした。50勝は意識しましたが、1局1局の積み重ねが、節目の数字になったと思います」と話していました。

中学生棋士でも圧倒的な戦績

これまでに中学生でプロ入りを決めたほかの4人の有名棋士と比べても、藤井聡太四段は順調に勝ち星を積み重ねています。

藤井四段は去年10月1日に、史上最年少の14歳2か月でプロ入りし、1年1か月余りたった21日までに公式戦で6回しか負けることなく、通算50勝を達成しました。

これまでに藤井四段と同じように中学生でプロ入りを決めたのは、羽生善治棋聖、渡辺明二冠、ことし現役を引退した加藤一二三九段、谷川浩司九段の4人の有名棋士です。

この4人が50勝を達成した時の負け数は、羽生棋聖が16、渡辺二冠が30、加藤九段が17、谷川九段が26となっていて、6回しか負けていない藤井四段は89%という極めて高い勝率を誇っています。

また、50勝達成までにかかった期間は、羽生棋聖が1年3か月余り、渡辺二冠が2年余り、加藤九段が2年1か月余り、谷川九段が2年3か月余りなのに対し、藤井四段は1年1か月余りしかかかっておらず、デビューから順調に勝ち星を積み重ねていることがわかります。
藤井聡太四段 通算50勝を達成

藤井聡太四段 通算50勝を達成

将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新した中学3年生のプロ棋士、藤井聡太四段が21日、大阪で行われた対局に勝ち、公式戦通算50勝目を挙げました。日本将棋連盟が把握しているかぎり、プロ入り後、最も速い50勝の達成だということです。

藤井聡太四段は、去年10月に史上最年少の14歳2か月でプロ棋士となったあと、ことし7月の対局で敗れるまで公式戦で29連勝し、将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新しました。

藤井四段は、その後も着実に勝ちを収め、9月14日の対局以降は10連勝中で、プロ入り後の公式戦の通算成績を49勝6敗としていました。

その藤井四段は21日、大阪の関西将棋会館で行われた八大タイトルの1つ、「王座戦」の一次予選トーナメントで平藤眞吾七段と対局しました。

対局は、互いに一進一退の攻防が続き、終盤にもつれ込みましたが、開始から12時間半後の午後10時半ごろ、126手までで平藤七段が投了して藤井四段が勝ちました。

これによって、藤井四段は、未放送のテレビ対局を除いた通算成績が50勝6敗となり、日本将棋連盟が把握するかぎり、プロ入り後、最も速い50勝の達成だということです。

対局を終えた藤井四段は「全体的に苦しい局面が続き、勝ちを意識したのは最後の最後でした。50勝は意識しましたが、1局1局の積み重ねが、節目の数字になったと思います」と話していました。

中学生棋士でも圧倒的な戦績

これまでに中学生でプロ入りを決めたほかの4人の有名棋士と比べても、藤井聡太四段は順調に勝ち星を積み重ねています。

藤井四段は去年10月1日に、史上最年少の14歳2か月でプロ入りし、1年1か月余りたった21日までに公式戦で6回しか負けることなく、通算50勝を達成しました。

これまでに藤井四段と同じように中学生でプロ入りを決めたのは、羽生善治棋聖、渡辺明二冠、ことし現役を引退した加藤一二三九段、谷川浩司九段の4人の有名棋士です。

この4人が50勝を達成した時の負け数は、羽生棋聖が16、渡辺二冠が30、加藤九段が17、谷川九段が26となっていて、6回しか負けていない藤井四段は89%という極めて高い勝率を誇っています。

また、50勝達成までにかかった期間は、羽生棋聖が1年3か月余り、渡辺二冠が2年余り、加藤九段が2年1か月余り、谷川九段が2年3か月余りなのに対し、藤井四段は1年1か月余りしかかかっておらず、デビューから順調に勝ち星を積み重ねていることがわかります。