こんばんは、鯛です。
この前グルメ通の友人とご飯に行った。
僕「店どこ行く?」
友人「今日は行く店決めてるから。」
僕「マジで!どこ行くの?」
友人「めちゃくちゃ旨いホルモン屋さん。予約しな入れへんくらい大人気のお店。」
僕「予約してくれてるん?」
友人「してない」
僕「しとけよ」
とりあえず店に向かう。
店に向かいながらどんな店なのかさらに聞く。
僕「何が美味しいん?」
友人「全部旨いよ。どのホルモンも鮮度がすごい。」
僕「新鮮なんやな。」
友人「『牛の踊り喰い』をイメージしてもらったらわかりやすいよ。」
いや、想像できひんよ。
牛が大暴れしてる絵しか見えてこないから。
店に到着。
平日だったということもあり奇跡的に入れた。
店内はほぼ満席。
すごいいい雰囲気で人気店なのも納得できる。
友人は常連らしくて、店員さんに「とりあえずいつものあれ」って言って頼んでた。
こんな大賑わいの人気店で、「いつものあれ」で注文通るのかっこよすぎるやろ。
友人が遠藤憲一に見えた瞬間だった。
僕「この店よく来るん?」
友人「うん、大学の頃働いてたしな。」
アルバイトかい。
俺の遠藤憲一返せよ。
友人「店長に頼んだら、『牛を捌くところ』見せてもらえるけどどうする?」
いやどうもしいひんよ。食事前に絶対見たくない景色やわ。
頼んだホルモンが到着。
店員さんがホルモンの部位を説明してくれる。
「これは『牛さん』の小腸で、こっちは『牛さんの』横隔膜。これが『牛さん』の頰肉です。」
この店では、食に感謝するために牛のことを『牛さん』と呼ぶらしい。
いや変に愛着湧いて食べ辛いわ。僧侶のような「いただきます」が出たもん。
友達が率先して焼いてくれる。
僕「ありがとう。」
友人「ええよ!俺焼くの好きやし!会社でも全員の分焼いてあげてるから!」
焼いてあげてるんじゃなくて焼かされてるんやろうな…下っ端やから…。
ちょっと切なくなった。
お肉は新鮮でめちゃくちゃ美味しかった。
少しだけ『牛の踊り食い』の意味が分かった気がする。
ごちそうさまでしたm(_ _)m