2011年12月14日

排外主義NO!福岡の会





昨夜は「排外主義にNO!福岡の会」で、忘年会。

なんとも厳つい名前ですが、とりあえず2年前の京都の朝鮮学校への「襲撃」事件後に、バタバタと結成して、なんとか丸2年が経ったわけですね。

この国における排外主義の問題というのは、当たり前ですが何とも陰湿な感じですね。
ぼんやり、みんな一緒で、仲良くしましょ的なモードに、逆に押しつぶされていくようなです。

この会に集まっているメンツは、この社会では排外されてるような者ばっかりなんでしょうが、だれもが誰とでも仲良くできるようなメンツではないようですね。
月1回の例会のなかで、個人史を語るような学習会なども積み重ねることで、老いも若きもそれぞれの「お国に対する怨念」的なものを抱えながら、それぞれの活動を続けているということが、2年経ってやっと交換できたのかなという感じ。

2ヶ月一回くらいのペースで、朝鮮学校の高校無償化を求める街頭行動も、継続することができましたけれども、なぜ、こんなことくらいで、いつまでも「無償化」になることもずるずるとして決まらず、ひいいては補助金さえうち切っていくような傾向になっているのだから始末におえないです。

昨日届いた「情報センター通信」に池田浩士さんが以下のように書いていました。

「『ヒトラーが政権を掌握した時点で、ドイツの人口に占めるユダヤ人の比率はどれくらいだったのか?』総人口約6300万人のうち、ユダヤ人は約56万人、つまり0.9%弱、ドイツ国籍を有する者だけに限れば、0.7%あまりだった」という話を引用し、「日本に於ける在日朝鮮人・韓国人の数は私の知る限り、ヒトラー政権発足時のドイツにおけるユダヤ人の人口比率と大差ない」ということ。

そして、大阪での橋下市長当選について、失業率は当時ドイツの10分の1であるにもかかわらず、ヒトラーの場合の10分の1の危機感で、「被害者」の「閉塞感」は「主権者」の「危機感」に転じ、その「危機感」は10倍も深刻であると…。

さらに、3.11原発事故後の放射能汚染による「被害者」状況は、これにまた拍車をかけ、汚染を持ち込んだものへの憎悪となって差別へと向かうのだと。

確かに言うとおりです。

歴史は繰り返さない…のだろうか?

今週土曜日17日は、fuf主催、「震災ファシズムに回収されない労働運動とは?」と題して、フリーター全般労組の山口素明さんを囲んで、じっくりと話をしていこうと予定しています。

「忘年会」の話から、今週末のことへ話は移りましたが、すべて地続きのことで、頭のなかでまわっています。





uimaki1957 at 15:29│Comments(2)TrackBack(0)0拍手『市民』運動 

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この記事へのコメント

1. Posted by 愚弟   2011年12月14日 22:32
 昨日はお世話になりました。
 やはり「根城(椋屋?)」があるのは、fufの大きな強みですね。それも、姉御あってのこと。

>この会に集まっているメンツは、この社会では排外さ>れてるような者ばっかりなんでしょうが、だれもが誰>とでも仲良くできるようなメンツではないようですね

 笑ってしまいました。^^
 でも、顔を合わせて杯を重ねるごとに、溝ではなく理解が深まりつつあることは、良いことですね。
2. Posted by 愚姐   2011年12月15日 13:44


1年前の忘年会に比べると、呑んでるだけじゃなくて、一応対話がはずんでいたようですね(笑
しかし、来年はまたまたどうなることやら…ですが、よろしくお願いします。

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