アメリカ軍は、トランプ政権の新戦略のもと、アフガニスタンで反政府武装勢力、タリバンの麻薬工場に対する空爆を新たに開始し、今後、資金源の遮断を目指し、こうした作戦を強化する方針です。

アフガニスタンに駐留するアメリカ軍のニコルソン司令官は、２０日の記者会見で、アフガニスタン軍とともに反政府武装勢力、タリバンの麻薬工場に対する空爆を新たに開始したと発表しました。

この中で、ニコルソン司令官は、トランプ政権の新戦略のもと、与えられた新たな権限によって今回の空爆が可能になったとして、「新たな手法で敵を追い詰めることができるようになり、大きな意味がある」と述べました。

今回の空爆では、アメリカ軍のＢ５２爆撃機やＦ２２ステルス戦闘機などが参加して、タリバンの影響力が強い南部のヘルマンド州のアヘンの製造工場などおよそ１０か所を爆撃し、破壊したということです。

しかし、アフガニスタンには、麻薬工場が４００から５００か所あると推定されていて、今後、資金源の遮断を目指し、こうした作戦を強化する方針だということです。