太陽系外から飛来の小惑星か 初の観測

太陽系外から飛来の小惑星か 初の観測
先月、アメリカ・ハワイの望遠鏡で観測された天体を研究チームが分析したところ、太陽系の外から飛んできた小惑星だと見られることがわかりました。太陽系の外から飛んできた天体が観測されたのは初めてだということです。
観測はハワイ大学などの研究チームが、ハワイに設置された望遠鏡などで行い、科学雑誌「ネイチャー」の電子版に発表されました。

それによりますと、研究チームは先月19日、地球と火星の軌道の間で動く天体があるのを見つけ、その前後のおよそ2週間分の観測画像などを分析しました。

その結果、天体は長さおよそ800メートルの細長い形で、金属を含んでいると見られ、太陽の近くを通過してUターンし、地球と火星の軌道の間を通り抜けていったことがわかったということです。

天体の軌道を分析した結果、太陽の重力の影響を受けていないことや、形やスピードが太陽系の天体とは異なることなどから、太陽系の外から飛んできた小惑星と見られるということで、ハワイの言葉で「遠方からの初めての使者」を意味する「オウムアムア」と名付けられました。

これまでにすい星や小惑星はおよそ75万個報告されていますが、太陽系の外からのものは初めてだということです。

宇宙のどこから来たのかはわかっていませんが、研究チームは「観測が進めば、今後さらに多く見つかる可能性がある。惑星の成り立ちなどの研究にも関わる発見だ」としています。
太陽系外から飛来の小惑星か 初の観測

太陽系外から飛来の小惑星か 初の観測

先月、アメリカ・ハワイの望遠鏡で観測された天体を研究チームが分析したところ、太陽系の外から飛んできた小惑星だと見られることがわかりました。太陽系の外から飛んできた天体が観測されたのは初めてだということです。

観測はハワイ大学などの研究チームが、ハワイに設置された望遠鏡などで行い、科学雑誌「ネイチャー」の電子版に発表されました。

それによりますと、研究チームは先月19日、地球と火星の軌道の間で動く天体があるのを見つけ、その前後のおよそ2週間分の観測画像などを分析しました。

その結果、天体は長さおよそ800メートルの細長い形で、金属を含んでいると見られ、太陽の近くを通過してUターンし、地球と火星の軌道の間を通り抜けていったことがわかったということです。

天体の軌道を分析した結果、太陽の重力の影響を受けていないことや、形やスピードが太陽系の天体とは異なることなどから、太陽系の外から飛んできた小惑星と見られるということで、ハワイの言葉で「遠方からの初めての使者」を意味する「オウムアムア」と名付けられました。

これまでにすい星や小惑星はおよそ75万個報告されていますが、太陽系の外からのものは初めてだということです。

宇宙のどこから来たのかはわかっていませんが、研究チームは「観測が進めば、今後さらに多く見つかる可能性がある。惑星の成り立ちなどの研究にも関わる発見だ」としています。