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富山ナンバー図柄決定 立山 富山湾 ライチョウ 高岡の金森さん考案

立山連峰などをあしらった図柄入りナンバープレートのデザイン案=県提供

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 富山をイメージした図柄入りナンバープレートの導入を目指している県は、ナンバープレートのデザイン案が決定したと発表した。デザイン案は今月中に国土交通省に提出し、来年十月ごろに交付を始める。(酒井翔平)

 案は、高岡市のデザイナー金森健司さん(34)が考案した。雪化粧した立山連峰と一面に広がる富山湾を描いた。右上の稜線(りょうせん)上に県鳥のライチョウがあしらわれている。

 県内外の九人のデザイナーに作製を依頼し、二十四案が集まった。有識者でつくる審査会が絞った三案を十月十一~二十三日に県のホームページに掲載し、意見公募した。採用案には千八十三票中、九百四十二票の得票があり、「富山を代表する絶景を示すのは非常にいい」「見慣れたデザインで愛着がわく」などの意見が寄せられた。

 図柄入りナンバープレートは自家用、事業用自動車が対象で、交付を受けるには八千~九千円程度の手数料が必要。通常は白黒だが、さらに千円以上の寄付金を払えばカラーのプレートにできる。寄付金は公共交通の維持改善などに活用される予定。

 図柄入りのナンバープレートは、希望する都道府県や市町村が国交省に導入を申請する仕組み。九月中旬までに、仙台、京都など少なくとも四十の地域が導入を決めている。二〇一九年ラグビー・ワールドカップ(W杯)の日本開催を記念し製作された国内初の図柄入りナンバープレートは、四月の導入から約一カ月で約三万四千件の申し込みがあった。 

 

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