「パニッシャー」(原題 Marvel’s The Punisher)主演 ジョン・バーンサル
第1話「午前3時」
男の脳裏に浮かぶのはかつての幸せ。決して忘れる事の出来ない、もう2度と取り戻す事の出来ない幸せ。男は今日も仕事に明け暮れる。男は今日も罪人を処刑する。慈悲は無い。男の名はフランク・キャッスル。又の名を…パニッシャー。
時は流れ半年後…工事現場で髭面の男がひたすらハンマーを振るっている。男は…フランクは未だ過去に取られられていた。幸せな事しかなかった過去に。他の作業員にとっては一切喋らず、勝手に残業するフランクが目障りだったがただ1人、新入りのドニーだけが彼に話しかけてきた。ドニーの父はフランクと同じ海兵隊出身だった。ドニーはフランクと同様家族を失っていた。しかしだからといってフランクの心が動く事は無かった。
実は、フランクは自身の来歴を既に消し去って、死んだものとしていた。妻と子どもを殺した者たちを皆始末した後、彼はピート・カスティリオーネと名乗り第2の人生を歩んでいたのだ。だからこそ、フランクと戦友であるカーティスはフランクの自信を戒める生き方を見過ごせないでいた。
国土安全保障省のマダニはある事件に取り組もうとしていた。アフガニスタンで起きた事件で、現地警官がヘロインを密輸していた米兵に殺されたのだ。マダニがアメリカへ帰国されられたのは現地でこの事件に深く関わりすぎたからだった。そしてアメリカでもまた、彼女が事件に首を突っ込む事は許されなかった。それでもマダニは諦めなかった。彼女は相棒のサムと共に行動を開始する。手始めに、海兵隊のフランク・キャッスルとスクノーヴァ大佐の情報が必要だ。
ある日、フランクが休憩していると、工事現場の同僚の不穏な話が耳に入ってきた。なんでも自分の借金を返すためにギャングの縄張りの賭博場を襲おうというのだ。フランクが計画を聞いていた事に気付いた同僚はフランクを威嚇するも彼にはどうでも良い話だ。しかしその日、襲撃チームの1人が怪我をした。残りの2人は代わりにドニーを誘うことにし、フランクはその現場も目にしていた。
夜が訪れる。ドニーを含めた3人の男が賭博場へ足踏み入れる。襲撃者を前に一切動じないギャンブラー達、丸腰であることなど関係ない。あまりにも動じなかったからか、襲撃者が、ドニーが逆に動じてしまった。ドニーは金を集めている最中に免許証を落としてしまう。すぐに回収したものの、正体を知られるには十分すぎた。
ヘマをしたドニーを3人は痛めつけた。
「消すしかねぇ」
逃げるドニーを始末しようと男達が襲いかかる。多勢に無勢…ドニーはあっさりと捕まってしまい、コンクリート液の中に落とされてしまう。助けを求めるドニー、それを見つめる男達…そしてその男達の背後には
フランクがいた。
襲いかかる男達をハンマーで薙ぎ払うフランク。
「どこを襲った?」
フランクは襲撃先を聞いた後、3人ともドニーと同じようにコンクリートの中に落とした。フランクはドニーに"街を出ろ"というメッセージを残し、その場を後にした。
賭博場では襲撃者を痛い目に合わせる計画が練られていた。しかし突如として電気が消え…銃声が鳴り響く。電気が点くと、そこには死体の山があった。
本日より公開、Netflixオリジナルドラマ最新作「パニッシャー」です。デアデビルのシーズン2で登場したパニッシャー、ついに単独作品の登場という事で楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。というか早い、ペース早い。ディフェンダーズこの前じゃん。
本作ではフランク・キャッスルを捨ててピート・カスティリオーネとなったフランク(ややこしい)からスタート。正直、デアデビルの最後覚えてないんですけどね…大丈夫かなぁ…というか、今作はこれ、ディフェンダーズ後なのでしょうか?時系列が微妙に分かりづらい、なんかしらヒント出して欲しいですね、地震の話とか。 そしてそんなフランクを見つめる謎の影!さぁ誰なんでしょうね!