独メルケル首相 連立協議決裂で大統領と対応協議か

独メルケル首相 連立協議決裂で大統領と対応協議か
k10011230081_201711202155_201711202156.mp4
ドイツのメルケル首相は4期目の政権発足へ向けて行ってきた連立協議が決裂したことを受けて、20日、首都ベルリンの大統領官邸を訪れ、シュタインマイヤー大統領に経緯を報告し、今後の対応を協議したものと見られます。
ことし9月に行われたドイツの連邦議会選挙の結果を受けて、メルケル首相が率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟は、自由主義経済を掲げる自由民主党と環境を重視する緑の党の2つの少数政党との間で4期目の政権発足に向けた連立協議を続けてきましたが、難民政策などをめぐって折り合いがつかず、19日、交渉は決裂しました。

これを受けて、メルケル首相は日本時間の20日午後8時ごろにシュタインマイヤー大統領との会談を行うため、ベルリンにある大統領官邸を訪れました。

会談はおよそ1時間にわたって行われ、メルケル首相が交渉が決裂した経緯などについて報告したほか、今後の対応などについて協議したものと見られます。

ドイツでは大統領が政治の表舞台に出ることはほとんどありませんが、議会選挙を受けた新しい首相の選出などでは大きな役割を果たすことが、憲法にあたる「基本法」によって定められています。

シュタインマイヤー大統領はこのあと記者会見を行って協議の内容などを明らかにすると見られますが、新政権の樹立へ向けてどのような方針が示されるのか注目されています。

独大統領「全政党が政府樹立へ努力する責任」

ドイツのシュタインマイヤー大統領はメルケル首相との会談を終えたあと、日本時間の午後10時半すぎに記者会見し、「すべての政党は政府を樹立するよう努力する責任がある」と述べ、連立政権の樹立へ向けてあくまでも努力を続けるよう呼びかけました。

独メルケル首相 連立協議決裂で大統領と対応協議か

ドイツのメルケル首相は4期目の政権発足へ向けて行ってきた連立協議が決裂したことを受けて、20日、首都ベルリンの大統領官邸を訪れ、シュタインマイヤー大統領に経緯を報告し、今後の対応を協議したものと見られます。

ことし9月に行われたドイツの連邦議会選挙の結果を受けて、メルケル首相が率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟は、自由主義経済を掲げる自由民主党と環境を重視する緑の党の2つの少数政党との間で4期目の政権発足に向けた連立協議を続けてきましたが、難民政策などをめぐって折り合いがつかず、19日、交渉は決裂しました。

これを受けて、メルケル首相は日本時間の20日午後8時ごろにシュタインマイヤー大統領との会談を行うため、ベルリンにある大統領官邸を訪れました。

会談はおよそ1時間にわたって行われ、メルケル首相が交渉が決裂した経緯などについて報告したほか、今後の対応などについて協議したものと見られます。

ドイツでは大統領が政治の表舞台に出ることはほとんどありませんが、議会選挙を受けた新しい首相の選出などでは大きな役割を果たすことが、憲法にあたる「基本法」によって定められています。

シュタインマイヤー大統領はこのあと記者会見を行って協議の内容などを明らかにすると見られますが、新政権の樹立へ向けてどのような方針が示されるのか注目されています。

独大統領「全政党が政府樹立へ努力する責任」

ドイツのシュタインマイヤー大統領はメルケル首相との会談を終えたあと、日本時間の午後10時半すぎに記者会見し、「すべての政党は政府を樹立するよう努力する責任がある」と述べ、連立政権の樹立へ向けてあくまでも努力を続けるよう呼びかけました。