天気が悪く寒いので、外に出かける気もなく部屋にこもりっきり、というわけでプラモ製作だ。
引き続きシャア専用ムサイのパテ埋め修正。
船体上下の継ぎ目はほぼ埋まったが、今回は船体上部左右の継ぎ目を修正する。
こことか、こことか、ここ……
とにかくピッタリ合わずガタガタである。
前回は溶きパテを使ったが、今回は別の種類のパテを使用する。
瞬間接着パテである。
上の写真の白いパウダーと瞬間接着剤を混ぜ合わせて使用する。
本来は「アルテコ瞬間接着パテSSP」という、パウダーと瞬間接着剤のセットであるが、そのパウダーだけを流用する。
しかし、セットの瞬間接着剤は全部使いきる前に、カチカチに固まって使えなくなることが多い。
その為、本来セットで同時に使うはずのパウダーも、使いきれずに大量に余ってしまうのである。
そのパウダーを捨てずにリサイクルして使用するのだ。
※現在は元のアルテコ社からは発売されておらず、GSIクレオスのMr.ブランドとして発売されている。
フロッピーディスク用ラベルの台紙(!)の上に耳かき一杯ほどのパウダーを取り、数滴の瞬間接着剤を加えて、素早くかき混ぜる。
パテといっても元々瞬間接着剤なので、数分であっという間に固まってしまう。
ラベルの台紙の上で混ぜたのは、固まっても簡単に剥がせるからである。
また、混ぜ棒は竹べらや爪楊枝を使用する。金属ベラなどを使用すると、剥がせず再使用に困る。
パウダーと瞬間接着剤の量の比率を変えると、粘度や硬化時間をある程度調整できるが感覚的に覚える必要がある。
また瞬間接着剤の種類でも硬化時間は変わるようだ。ゼリー状などは硬化が遅く、本来のセットには硬化を遅らせる液も付いている。
とにかく、とんでもなく早く固まり、強度も強いので、上手く使うと作業時間を大幅に短縮できる便利素材である。
このように、パーツの継ぎ目や、製造時のパーツ成型の不具合で欠けてる部分に盛り付ける。
あっという間に固まるので作業時間は早いが、塗り付け易い物でなく、盛り付けは大雑把な物となりやすい。足らない所には数回重ねて盛り付ける。
前回、溶きパテを使用したのは、瞬間接着パテでは繊細な仕事がし難く、周囲のスジ彫りを埋めてしまうからだ。
それでも、ポリパテやエポキシパテ、プラパテなど、他のパテより圧倒的に速く硬化するのは、大きなアドバンテージである。
盛ったら直ぐに削り作業が出来る。
ダイヤモンドヤスリでラフに削った後だ。まだいくらか、パーツに凹みがあって、平らになっていない部分がある。
更に何度か盛り削りを繰り返して、修正の完成度を上げていく。
今回はここまで。