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 公開日:2017年11月20日 

福島で子供達の甲状腺がんの増加が止まらない→地図化して比較する

2017年10月23日に公表された最新の福島県民調査報告書によると、福島県の小児甲状腺がん及び疑いの子供達は、4か月半前…前回の190人から3人増えて合計193人になりました。※1※2

福島県子供の甲状腺がん市町村別地図の2017年3月31日版と2017年6月30日版の比較

それから手術で良性結節だったことが確定し甲状腺がんではなかった1人も元々は、この甲状腺がん及び疑いにカウントされていましたから、この1人も数えれば甲状腺がん及び疑い合計194人となります。

福島県の発表は甲状腺がんを、悪性…悪性とはがんのことですが『悪性ないし悪性の疑い』という言葉を使い、あたかも甲状腺がんでない子ども達もこの中に含まれているように書くことで、焦点をぼかしチェルノブイリ原発事故との比較を困難にしています。

しかし手術を終えた155人の中で、良性結節だったのはたった1人にすぎず、152人が乳頭癌、1人が低分化癌、1人がその他の甲状腺癌との診断です。

つまり手術を終えた155人中154人が小児甲状腺癌でした。

%表記にすれば『悪性ないし悪性の疑い』のうち99%は、小児甲状腺癌。

ですので疑いという言葉を過大評価して安心するのは危険です。

福島県小児甲状腺がん手術件数まとめ(2017年6月30日)

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◆目次

【1】先行検査と本格検査

【2】市町村別で比較←★比較地図あり!
【3】事故経過年別で比較
【4】男女別で比較
【5】年齢別で比較
【6】地方別で比較

【1】先行検査と本格検査は、先行検査と本格検査の定義を理解していただければ充分です。
【2】~【6】は、福島の甲状腺がんと考えられる193人市町村別事故から病気発見までの経過年数別男女別事故当時の年齢別地方別にそれぞれ分類して、チェルノブイリ原発事故や過去の日本や福島県のデータと比較しています。

なお、この記事は2014年3月14日に私が当サイトにて発表した論文【緊急】小児甲状腺がん急増?福島県の新事実→2008年患者数0人!に最新データを反映させた第14回目の改訂版です。

福島県立医科大学が甲状腺がんの子供達のデーターの一部を事実上…隠ぺいしていた件については福島医大が小児甲状腺がんを事実上隠蔽→何人の子供が隠ぺいされた?をご覧下さい。

福島県いわき市の南側にある…茨城県北茨城市で甲状腺がんの子供達が3人見つかった件については茨城県北茨城市の子供達3人→甲状腺がん!北関東と福島県との比較をご覧下さい。

福島県相馬市の北側にある…宮城県丸森町で甲状腺がん及び疑いの子供達が2人見つかった件については【緊急特集】宮城県丸森町で子供2人が甲状腺がん→福島県と比較するをご覧下さい。


【1】先行検査と本格検査

まず先行検査本格検査の定義を押さえておきましょう。そうでないと福島県の子供達に今…何が起こっているのか?正確には理解できません。

と、言うのは全国紙を発行する新聞社やテレビ局の報道の多くは本格検査が始まってからというもの…先行検査で新たに甲状腺がんと確定した人数や、先行検査で見つかった甲状腺がん患者合計数をきれいさっぱり割愛して報道しているからです。

真実を知るために先行検査本格検査の定義を押さえましょう。

先行検査は、2011年の福島原発事故当時…福島県に住んでいた『18歳以下だった子供達』約36万人を対象に2011年度、2012年度、2013年度の3年をかけ実施されました。最初の検査ですから『一巡目』や『一回目』の検査と表現される場合もあります。

この先行検査の目的は、定説であるチェルノブイリ原発事故の小児甲状腺がんの増加は最短4、5年を前提とし、原発事故によって小児甲状腺がんが増えるの1年~3年の段階でどれだけ福島県内に小児甲状腺がんの子供達がいるか?調査することを目的としていました。

本格検査は、2011年の福島原発事故当時…福島県に住んでいた『18歳以下だった子供達』に加え原発事故後の約1年間の間に福島県内で生まれた子供達も対象となるので検査対象者は約38万人に増えます。2014年度、2015年度の2年をかけて福島県で実施されます。2回目の検査ですから『二巡目』や『二回目』の検査と表現される場合もあります。

この本格検査の目的は、定説であるチェルノブイリ原発事故の小児甲状腺がんの増加は最短4、5年を前提とし、原発事故によって小児甲状腺がんが増える可能性がある4年に、福島県の子供達に実際に甲状腺がんが増えるか?調査することを目的としています。

先行検査 本格検査
実施年度 2011~2013年度 2014~2015年度
検査期間 3年で福島県内を一周 2年で福島県内を一周
対象人数 36万7000人 38万1000人

そして本格検査は、上記と全く同じ要領で3回目の検査は2016~2017年度の2年をかけて福島県で実施され、4回目の検査は2018~2019年度の2年をかけて福島県で実施され、このような要領で…これから先どこまでも続く予定です。

ただし検査対象者は20歳を超えると2年ごとではく25歳、30歳、35歳など5年ごとの節目検診に移行します。

なお当記事では…これから先行検査1回目の検査ですから、わかりやすいように頭の部分に1を追加して1先行検査と表記します。

本格検査2回目の検査ですから、わかりやすいように頭の部分に2を追加して2本格検査と表記します。

次の本格検査3回目の検査ですから、わかりやすいように頭の部分に3を追加して3本格検査と表記します。

1先行検査とは?⇒1回目又は1巡目の検査
2本格検査とは?⇒2回目又は2巡目の検査
3本格検査とは?⇒3回目又は3巡目の検査

先ほど記事の最初のほうで「福島県の小児甲状腺がん及び疑いの子供達は、4か月半前…前回の190人から3人増えて合計193人になりました」と書きましたが、増えた3人の内訳は、3本格検査+3人です。本来は、今回増えた3人を市町村別に分類した一覧表をお見せしたいのですが…下記の一覧表をご覧下さい。

3本格検査
市町村名 2017年3月31日→ 2017年6月30日 増加人数
不明 4人 7人 +3人
合計 +3人

市町村名は、不明です。これで市町村不明…非公開の福島県の甲状腺がんの子供達は今回で+3人増え、合計7人となりました。

この異変は突然、2017年6月5日の福島県の県民調査検討委員会の席上で起きました。今まで福島県内の甲状腺がん患者数を59市町村別で発表していたのに3本格検査からは市町村名はすべて非公開とし、福島県を4つの地方…具体的には中通り地方、浜通り地方、会津地方の3地方と避難区域等に4つに分割して発表すると甲状腺がん検査を総括している福島医大が宣言してきたことです。