こんばんは、元芸人ライターの鯛(@tai__writer)です。
「ベンチャー起業の社長が経営方針に悩んでいる風」に撮ってもらいました。

僕はヒゲが濃いのでネットで「ヒゲが濃くなる原因」について調べていたところ、衝撃的なキーワードを見つけてしまいました。

「ヒゲ 濃い ハゲ

えっ!ヒゲが濃いとハゲる可能性があるの!?
僕まだ24歳だからハゲたくないんだけど…orz

というわけで今回は、「ヒゲが濃いと本当にハゲるのか!?」という疑問について調べたので、紹介します。
どうか神様、髪の毛だけは奪わないでください…。

1.ヒゲと薄毛の関係について


ヒゲが濃くなる原因と、薄毛を引き起こす原因を比較し、ヒゲと薄毛の関係についてご紹介します。

1-1.ヒゲが濃くなる2つの原因

ヒゲが濃くなる原因は2つあります。

1つは男性ホルモンの過剰分泌です。

男性の体内には、「テストステロン」をはじめとする男性ホルモンと、女性ホルモンの2種類がバランスよく存在しています。
しかし、生活習慣の乱れ等で男性ホルモンが過剰分泌されると、テストステロンは「DHT(ジヒドロテストステロン)」へと変化します。

DHTには体毛を濃くする働きがあるため、ヒゲが濃くなってしまうのです。

もう一つは、肌に負担の掛かるシェービングをしていることです。
肌が傷付くと、それを守るためにより濃い毛が生えてくるといわれているため、肌に負担の掛かるヒゲの処理はNGです。

Point
  • ヒゲが濃くなる原因は「男性ホルモンの過剰分泌」と「間違ったシェービング」

1-2.薄毛になる原因

頭髪が薄くなる原因は、「5αリダクターゼ」が男性ホルモンと結びつき、頭髪を退化させるDHTに変化するためです。
5αリダクターゼとは毛乳頭や皮脂線にある酵素で、男性特有の薄毛「AGA(男性型脱毛症)」を引き起こす要因といわれています。

5αリダクターゼは体内の男性ホルモンと結びつき、DHTへと変化します。
DHTには皮脂の分泌を促したり、頭髪を退化させる作用があるので、髪の毛がどんどん細くなって、抜けやすくなります。

さらにDHTはアンドロゲンレスプターと結びつき、脱毛因子「TGF-β」を増やします。
TGF-βには毛髪のタンパク合成を阻害する働きがあるため、新たな毛が作られるのを阻害します。

5αリダクターゼと男性ホルモンが結びつく

DHTが生成され、頭髪を退化させる

DHTとアンドロゲンレスプターと結びつき、脱毛因子「TGF-β」を増やす

新たな毛が生成されるのを阻害する

このように5αリダクターゼによってDHTが生成されることで、本来2~6年だったヘアサイクルが短くなり、毛が早く抜けたり、毛が作られなくなってしまうのです。
※ヘアサイクルとは、「成長期→退行期→休止期→成長期…」と、毛が生えたら抜け落ち、また毛が生える…を繰り返すサイクルのことです。

少し長くなったので、ポイントを以下でまとめました。

Point
  • 薄毛の原因は、5αリダクターゼと男性ホルモンが結びつくこと
  • 薄毛は5αリダクターゼが大きく影響する
  • DHTには皮脂の分泌を促す、頭髪を退化させる作用がある
  • DHTは脱毛因子「TGF-β」へと変化し、さらに薄毛を引き起こす

1-3.ヒゲと薄毛では原因が異なる

1-1,1-2でご紹介したように、ヒゲが濃くなる原因と頭髪が薄くなる原因は異なります。

  • ヒゲが濃くなる原因:男性ホルモンの過剰分泌,間違ったシェービング
  • 頭髪が薄くなる原因:男性ホルモンと5αリダクターゼが結びつく

ヒゲが濃いといっても、シェービング方法がただ間違っているだけという可能性もあります。
また、男性ホルモンの過剰分泌が原因だった場合でも、薄毛に直接的な影響は与えません。

そのため、ヒゲが濃いからといって必ずしも薄毛になるという訳ではありません。
ただし、男性ホルモンが濃い場合は、薄毛を引き起こす要因の一つを持っているので注意が必要です。

2.5αリダクターゼが増える原因と2つの対策

5αリダクターゼが増える原因と2つの対策についてご紹介します。

2-1.5αリダクターゼが増える原因

5αリダクターゼの分泌量には個人差がありますが、主に遺伝によって決まると考えられています。
父親か母親のどちらか一方でも5αリダクターゼの遺伝子を持っていると、受け継いでいる可能性があります。

2-2.5αリダクターゼを抑制する方法

5αリダクターゼの分泌を抑制する方法を2つご紹介します。

①薬を使う

薬で対策する場合は、有効成分フィナステリドが配合されている物を選びましょう。
フィステナリドには5αリダクターゼの働きを抑制する効果があり、実際にAGAの治療にも使用されています。

②食事で栄養を補う

髪の毛に良い栄養を毎日の食事で補うことも効果的です。
5αリダクターゼの分泌を抑制するのに効果的といわれる成分は以下の4つです。

  • 亜鉛:主にしじみや牛肉に含まれる。アミノ酸を髪の毛の材料となるケラチンに再合成する
  • アロイン:主にアロエに含まれる。5αリダクターゼの生成を抑制する
  • イソフラボン:主に納豆や豆乳、豆腐に含まれる。女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをし、5αリダクターゼの働きを抑制する
  • βシトステロール・オクタコサノール:主にノコギリヤシに含まれる5αリダクターゼの生成を抑制する

上記の栄養素を含む貝類や牛肉、豆乳、納豆などは毎日の食事にも取り入れやすいので、是非試してみてください。

3.まとめ

男性ホルモンが多いだけでは、ハゲることを心配することがないことがわかってとりあえず一安心…。
ただ、生活習慣の乱れが原因で5αリダクターザが増える可能性があるので、しっかり見直していこう。