あれは本当に腹が立ったし辛かった。
拙い語彙ではこれくらいしか思い返せないけど、当時は悔しさと恥ずかしさで赤面MAX状態だったなぁと。
この記事がどこに向かうかはわからんけど、当時の思い出話をとりあえず語ることにしよう。
東洋経済オンラインの記事を見てなんか思い出してしまったじゃないかバカー!
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悪ふざけにもほどがあるだろう
中学校ってスクールカースト形成するじゃないですか。
やんちゃチームはやさぐれているけど喧嘩はそれなりに強くて目立つ。
真面目お笑い系は勉強はそこそこでやんちゃチームと交流を持ちつつも一線を引いて安定をたもつ。
僕は「真面目お笑い系」に属していたのね。
で、その中でも通学が一緒のまぁ当時は親友と思ってたSがいて、くだらん冗談話で日々盛り上がってたわけです。
で、僕らは晴れて成人を迎えて各々が進学就職にと邁進している中で、時間を見つけては月に1度は集まって遊んでいる仲を保っていたのですが・・・
ある日のことです。
青天の霹靂ですわ。
S「あのさぁ、ポジ熊の童貞をオークションにかけてみたらどう?」
って言われたのです。
噴火寸前ですよ。実際に怒ったし。
でもS的には冗談のつもりだったみたいですけどね。
んで周りの奴らも「ブフォwwそれは言い過ぎですぞS殿!」とかやってんの。
いやいやお前らも同罪だろう。
うるせー馬鹿
20も過ぎて童貞で焦ってんのは自分が一番良く知ってたんです。で、コンプレックスもあった。女子と付き合ったことなんて一度もない。そら、突き合うこともないわな。そんなんわかっとるわ。
周りはガンガン童貞捨てていく。あの子と、この子と。寝取られた話も合った。でも、それすらも甘美に聞こえたもんさ。だって、実際にヤってるんですもの。そんなん同情する前にただの自慢話にしか聞こえないわけですよチェリーボーイには。
周囲と比較して右往左往するお年頃。余計に焦りは加速する。そんな中で例の一言です。僕の自尊心をガッツリえぐるには十分すぎる破壊力のある言葉でした。
ほんと共感力がなさすぎる。デブにデブって言うやつも大概。そう、お前だよ!ほんと世の中鈍感すぎる。弱者にやさしくない。どれほど辛い気持ちになっているか、わかってない。
本当に優しい奴ってのは、大概過去に辛い経験をしている。だから、痛みを身をもって知っている。同じ痛みを持っている奴に寄り添える力があるんだ。人間はそういう合の深い生き物なのかい?いちど、大けがをしてみないと痛みがわからぬ愚鈍な生物なのかい?絶望すらする。
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虚構の友人
思い返してみれば僕はスケープゴートだったのかもしれない。真に親身になってくれる友人など、いなかったのかも。なんだかんだで人の体型だとか性経験の薄さを酒の肴にして盛り上がる。そういう哀れな羊がいないと、やっていけなかったのだろうか?
それを無意識のうちに感じながらも、当時の僕は群れからハグれるのが怖くて、その立場に甘んじていたのだと思うよ。振り返ってみれば恥ずかしい限り。
とりあえずあれだ、やめれ
人のコンプレックスを冗談でも笑いのネタにすんのはやめれ。
お前らの突かれて苦しいところ、モロに突いたろかい?それでしか気づけないのだとしたら、遠慮なく突くわ。そうでもしないかぎり、人の痛みなんてわかんないのだろうからね。
デブにデブと言って嘲笑する奴は謎の呪いにかかって一回太ってみてほしい。で、それがどれだけ大変な事なのかを解れ。
ちょっと突き合っただけで友人の童貞をオークションにかけるなどという悪魔めいた発想ができるやつは、洗脳をかけられてコンプレックスの塊になったチェリーボーイになるといい。そん時は全力で競りにかけてやるぞ。
ほんとあれだ、おかげさまで美醜コンプレックスがひどい。過食嘔吐もやめられん。標準体重になった今でも、肥満が恐怖の対象でしかない。雑に弄られた玩具のふごとく、僕の心はボロボロです。
だから、今できることは常人離れしたストイックな生活と、体型維持くらいなんですわ。そして、鈍感な人たちと少しでも距離を保つために、できる限りひとりで居ること。これくらいしか対処のしようがない。
中学校時代にせせら笑ってくれた友人たちとは、今では全く繋がってない。当然だよね、人を人として見てくれなかった、尊厳を徹底的に傷つけられた人たちだから。今さら会ったところで、心の交流なんて望むべくもない。
終わりに
やっぱり記事の方向があっちこっちに行った。肥満と童貞のコンプレックスがごちゃ混ぜになったせいだな。
とにかく、童貞を笑うなよ。
誰しも最初は童貞だったんだろ。で、運よく若年でそれがなくなっただけじゃん。それを優越感丸出しでマウントとってくるんじゃねえ。
臆病だし醜悪な肉体だと思ってたしこんな自分を好きになってくれる異性なんていないんだろうなって心のどこかで思ってた。それが余計に生経験が送れることに拍車をかけたのは事実さ。けど、友人だと思ってた人たちにネタになれる恥辱。それは耐え難いものです。今でも思い出すと辛くなる。
童貞だって生きてる。生経験の有無が人間の優劣を決めるもんじゃないし、決めるものだと思うことも良くないし、それを口に出して笑うのは大罪だ。自重してほしいわ。