先日、私はこんなロボットと出会った。
人間と全く見分けがつかない精巧な作りだ。
体験コーナーでは、ロボットと
話をすることが可能だったので、
我々は有意義なコミュニケーションを
行うことができた。
今日はそのことについて書こうと思う。
機械と人間との橋渡しができたら幸いだ。
彼女とのコミュニケーションは
挨拶から始まった。
挨拶が大事なのは、
人もロボットも変わらない。
ロボ 「こんにちは」
私 「こんにちは!」
ロボ 「何でも聞いてください」
私 「生きてて楽しいですか?」
ロボ 「・・・」
もしかして声が届いていないのだろうか?
少しロボットのことが心配になった。
老化で耳が遠くなるのは、
機械も変わらない。
今度はなるべく健康とは関わりがない
当たり障りのない質問をした。
私 「カンボジア経済についてどう思いますか?」
ロボ 「難しい質問です」
気難しいロボだ。
私 「人生って何ですか?」
ロボ 「難しい質問です」
ひょっとしてコミュ障なのだろうか?
私 「笑って」
私 「そんな顔しないでくれ・・・」
私 「幸福って何ですか?」
ロボ 「残り10秒です」
私 「・・・」
こうして機械とのコミュニケーションは終了した。
少々危ないところもあったが、
会話は結構はずんだと思う。
私は確かな手応えを感じた。
機械と人間との相互理解は難しい。
だが、対話を続ければ
このように必ず理解し合えるのだ。
我々と機械との未来は明るい。
私はそう結論づけた。