https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171119-00050015-yom-soci
自分は軽度のアスペルガー(らしい)を部下に持ったが、その指導で疲弊してしまい、感情的に怒鳴ってしまうことが何度もあり、自己嫌悪に陥ってしまっていた。
発達障害の人には、その特性を理解した上での指導をしないと、効果がないし、本人ばかりでなく、指導する側も疲弊してしまう。
発達障害への指導は軽度であっても、特殊な訓練というか発達障害への対応の仕方の専門的な教育を受けないと無理だ。特に余裕のない職場だとそうとうきつい。
・一度に複数の事は覚えられない
・自分のやり方を頑なに変えない
・1〜10まで、もしくはそれ以上に事細かに教えないといけない
・応用が全く効かないので、少しでも違うことは1から教えないといけない
・本当に言われた事しかしない
・同じ事を何度も何度も繰り返して教える必要がある
・同じミスを何度も繰り返す
普通の人とはあまりに違いすぎるし、軽度であってもその指導には物凄い労力と精神力が必要になる。
正直言って、戦力ではなく、足枷でしかない。軽度の発達障害の人を指導するなら、代わりに自分で全てやってしまった方が楽なのだ。
個人的な経験から、軽度の発達障害は10人に1人くらいの割合でいる感じなので、そういった人を指導する方法がきちんと確立されるべきだし、その方法を知らない人はそういう人を指導するべきではないと思う。
軽度の発達障害であっても、きちんとした指導方法を知らない人がそういった人を指導するのは、指導される側も指導する側も不幸に陥る可能性が大きいと、自分の経験から感じた。
上記の記事では指導する教師が、常軌を逸する行為をしており、それが責められていたが、そんな行為を強制してしまうまで教師も疲弊して追い詰められていたのではないか。
発達障害への配慮は当然だけど、発達障害の人を指導する側にももっと色々な配慮が必要なのではないかと思う。