他社みたいなことをSUBARUが言うんじゃないよ!

第409回 SUBARU(スバル) インプレッサ【開発者編・その4】

2017年11月20日(月)

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 みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話から参りましょう。

 クボタの欧州事業を取材するために、オランダ、ドイツ、ベルギーと駆け足で巡っております。クボタ様には友人が経営する田中農園で田植え機とコンバインの試乗をさせていただくなど、相当にムリなお願いをしておるのですが、今回はクボタ最大のトラクターM7シリーズの試乗を行うという、さらなる無理筋を含んだトラベルであります。

 出発前の羽田空港のJALカウンターでチェックインをしていると、「フェルさ~ん」と呼ぶ声が。振り向くとALAPAのチームメートであるJuri Ko Edwards嬢が。ニューヨークへヨガの武者修行に行かれるのだとか。いや、グーゼンでした。

正確に言うとヨガではなく、The Class のGlobal Immersion.なるセッションに参加するそうです。徹底的に身体を追い込んで、「自分の体、頭、心を繋げる」クラスなのだとか。同じチームなのに、この気合の差は何でしょう……。オジサンももう少し頑張ります。

 そしてパリへ向う機内でBALSの高島郁夫社長と邂逅。さらにさらに、パリの空港ではSolaの吉武広樹シェフにバッタリ。Solaは開店からわずか2年でミシュラン1つ星を獲得し、予約が取れない店として有名です。シェフとは一昨年コペンハーゲンのNOMAでご一緒していたのでした。

いやはや、こうもグーゼンが続くと恐ろしい。どこで誰が見ているか分かりません。マジメに生きていこうと思います。

 こちらは世界最大の農機具ショーである、ハノーファーのアグリテクニカ会場。開場を翌日に控えたクボタのブースは最後の仕上げに大わらわであります。ミシュランのスタッフが、巨大なタイヤにデカール貼り付ける作業をしていました。

クボタ最大のトラクターM7。6.1L 170馬力。デカいです。このマシンはフランス製で、日本で売られている車体もフランスからの逆輸入品です。

 しかしアメリカの穀倉地帯で使われるトラクターはさらにデカい。中には500馬力なんて化物のようなトラクターもあります。クボタの大型も、彼の地では中型扱いです。ところがこの「中型」には、これまた特殊なディマンドがありまして……これは後々書いていきましょう。マーケティングの妙が分かるお話です。

アメ車はトラクターもデカい!CASE IH社の巨大なトラクター。

 会場ではクボタの木股昌俊社長にインタビューのお時間をいただきました。こちらの内容は年明けに公開となります。社長の就職秘話も収録予定。これは今でどのメディアにもお話されていない内容です。お楽しみに。

豪放磊落で知られる木股社長ですが、明らかに困惑しておられるご様子です。誠に申し訳ございません。

 設営会場ではランボルギーニの古いトラクターが現役で働いていました。珍しいので写真をパシャパシャ撮っていたら、「そんなに好きなら乗っていいよー」と。ランボはもともとがトラクターのメーカーですからね。

オペレーターの人にいやこれは珍しいですね、と話しかけたら、あんたのほうが珍しいよと言われました。ありがとうございました。

 ということで本編へと参りましょう。SUBARUインプレッサの開発者で、商品企画本部のプロジェクト ジェネラル マネージャー、井上正彦氏のインタビュー最終回(4回目)です。

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「他社みたいなことをSUBARUが言うんじゃないよ!」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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