ロイター通信によりますとドイツのガブリエル外相は16日、レバノンのバシル外相との会談のあと、記者団に、「われわれはレバノンの側にある。ヨーロッパは、冒険主義を許容できない」などと述べました。
これを受けて、サウジアラビアの外務省は発言は「理不尽かつ不当だ」としてドイツに駐在する大使を召還することを決めました。
レバノン政府は現在、イランと融和的な立場を取っていることからレバノンを擁護する今回の発言は、サウジアラビアを暗に批判したものと受け止めたと見られます。
サウジアラビアとしては、対立するイランの影響力がレバノンで増していることが地域の不安定要因になっているというみずからの主張に国際社会の理解を求めたい考えで、この問題をめぐる各国の反応に敏感になっているものと見られます。
政治的混乱深まるレバノン フランス関与で収束に向かうか注目
レバノンのハリリ首相が訪問先のサウジアラビアで突然辞意を表明し、政治的な混乱が深まる中、ハリリ氏が歴史的に関係の深いフランスの招きに応じてパリでマクロン大統領と会談し、事態が収束に向かうのか注目されます。
レバノンのハリリ首相は、暗殺されるおそれがあるとして今月4日、訪問先のサウジアラビアで突然、辞意を表明し国内のイスラム教シーア派組織、ヒズボラと、その後ろ盾となっているイランを非難しました。
ハリリ氏は、ヒズボラに融和的な態度をとってきたことで、スンニ派のサウジアラビアに拘束され、辞任を強要されたとの見方も出る中、18日、フランスの招きに応じてパリに移り、マクロン大統領と会談しました。
会談後、ハリリ氏は記者団に「近くレバノンに戻って独立記念式典に出席し、政治的な立場をアウン大統領に伝える」と述べ、今月22日の式典までに帰国する意向を明らかにしました。
ハリリ氏をめぐる混乱をきっかけに、中東の大国、サウジアラビアとイランの対立がレバノンを舞台に表面化し、中東で新たな火種になりかねない状況で、レバノンの旧宗主国で歴史的に関係の深いフランスの関与で、混乱が収束に向かうのか注目されます。
ハリリ氏は、ヒズボラに融和的な態度をとってきたことで、スンニ派のサウジアラビアに拘束され、辞任を強要されたとの見方も出る中、18日、フランスの招きに応じてパリに移り、マクロン大統領と会談しました。
会談後、ハリリ氏は記者団に「近くレバノンに戻って独立記念式典に出席し、政治的な立場をアウン大統領に伝える」と述べ、今月22日の式典までに帰国する意向を明らかにしました。
ハリリ氏をめぐる混乱をきっかけに、中東の大国、サウジアラビアとイランの対立がレバノンを舞台に表面化し、中東で新たな火種になりかねない状況で、レバノンの旧宗主国で歴史的に関係の深いフランスの関与で、混乱が収束に向かうのか注目されます。
ドイツ外相「レバノンの側にある」 サウジアラビアは反発
ロイター通信によりますとドイツのガブリエル外相は16日、レバノンのバシル外相との会談のあと、記者団に、「われわれはレバノンの側にある。ヨーロッパは、冒険主義を許容できない」などと述べました。
これを受けて、サウジアラビアの外務省は発言は「理不尽かつ不当だ」としてドイツに駐在する大使を召還することを決めました。
レバノン政府は現在、イランと融和的な立場を取っていることからレバノンを擁護する今回の発言は、サウジアラビアを暗に批判したものと受け止めたと見られます。
サウジアラビアとしては、対立するイランの影響力がレバノンで増していることが地域の不安定要因になっているというみずからの主張に国際社会の理解を求めたい考えで、この問題をめぐる各国の反応に敏感になっているものと見られます。
これを受けて、サウジアラビアの外務省は発言は「理不尽かつ不当だ」としてドイツに駐在する大使を召還することを決めました。
レバノン政府は現在、イランと融和的な立場を取っていることからレバノンを擁護する今回の発言は、サウジアラビアを暗に批判したものと受け止めたと見られます。
サウジアラビアとしては、対立するイランの影響力がレバノンで増していることが地域の不安定要因になっているというみずからの主張に国際社会の理解を求めたい考えで、この問題をめぐる各国の反応に敏感になっているものと見られます。
政治的混乱深まるレバノン フランス関与で収束に向かうか注目
レバノンのハリリ首相が訪問先のサウジアラビアで突然辞意を表明し、政治的な混乱が深まる中、ハリリ氏が歴史的に関係の深いフランスの招きに応じてパリでマクロン大統領と会談し、事態が収束に向かうのか注目されます。
レバノンのハリリ首相は、暗殺されるおそれがあるとして今月4日、訪問先のサウジアラビアで突然、辞意を表明し国内のイスラム教シーア派組織、ヒズボラと、その後ろ盾となっているイランを非難しました。
ハリリ氏は、ヒズボラに融和的な態度をとってきたことで、スンニ派のサウジアラビアに拘束され、辞任を強要されたとの見方も出る中、18日、フランスの招きに応じてパリに移り、マクロン大統領と会談しました。
会談後、ハリリ氏は記者団に「近くレバノンに戻って独立記念式典に出席し、政治的な立場をアウン大統領に伝える」と述べ、今月22日の式典までに帰国する意向を明らかにしました。
ハリリ氏をめぐる混乱をきっかけに、中東の大国、サウジアラビアとイランの対立がレバノンを舞台に表面化し、中東で新たな火種になりかねない状況で、レバノンの旧宗主国で歴史的に関係の深いフランスの関与で、混乱が収束に向かうのか注目されます。