「まとめサイトで差別」 運営者に賠償判決 大阪地裁
在日朝鮮人のフリーライターの女性が、インターネット上の情報を集めたいわゆる「まとめサイト」に差別する投稿を載せられ、精神的苦痛を受けたと訴えた裁判で、大阪地方裁判所は「元の投稿を強調され新たな侮辱や人種差別を受けた」としてサイトの運営者に賠償を命じる判決を言い渡しました。
在日朝鮮人のフリーライター、李信恵さん(46)は、平成25年7月からおよそ1年にわたり、インターネットのまとめサイト「保守速報」に差別する投稿を載せられ、精神的苦痛を受けたとして、サイトの運営者に慰謝料などを求める訴えを起こしました。運営者側は「ネット上の情報をまとめただけで、新たな人権侵害はしていない」と主張していました。
判決で、大阪地方裁判所の森田浩美裁判長は「サイトは、人種などを侮辱する投稿を単純に引用しただけでなく、文字を拡大するなど強調していて、原告は新たに侮辱や人種差別などを受けた」として、17日までに運営者側に200万円の賠償を命じました。李さんの代理人の弁護士によりますと、まとめサイトによって新たな人権侵害が生じたと認めた判決は珍しいということです。
判決について、李さんは「ネットには差別的な書き込みが多いので判決が歯止めになってほしい」としています。一方、運営者の代理人の弁護士は「控訴する」としています。
判決で、大阪地方裁判所の森田浩美裁判長は「サイトは、人種などを侮辱する投稿を単純に引用しただけでなく、文字を拡大するなど強調していて、原告は新たに侮辱や人種差別などを受けた」として、17日までに運営者側に200万円の賠償を命じました。李さんの代理人の弁護士によりますと、まとめサイトによって新たな人権侵害が生じたと認めた判決は珍しいということです。
判決について、李さんは「ネットには差別的な書き込みが多いので判決が歯止めになってほしい」としています。一方、運営者の代理人の弁護士は「控訴する」としています。
「まとめサイトで差別」 運営者に賠償判決 大阪地裁
在日朝鮮人のフリーライターの女性が、インターネット上の情報を集めたいわゆる「まとめサイト」に差別する投稿を載せられ、精神的苦痛を受けたと訴えた裁判で、大阪地方裁判所は「元の投稿を強調され新たな侮辱や人種差別を受けた」としてサイトの運営者に賠償を命じる判決を言い渡しました。
在日朝鮮人のフリーライター、李信恵さん(46)は、平成25年7月からおよそ1年にわたり、インターネットのまとめサイト「保守速報」に差別する投稿を載せられ、精神的苦痛を受けたとして、サイトの運営者に慰謝料などを求める訴えを起こしました。運営者側は「ネット上の情報をまとめただけで、新たな人権侵害はしていない」と主張していました。
判決で、大阪地方裁判所の森田浩美裁判長は「サイトは、人種などを侮辱する投稿を単純に引用しただけでなく、文字を拡大するなど強調していて、原告は新たに侮辱や人種差別などを受けた」として、17日までに運営者側に200万円の賠償を命じました。李さんの代理人の弁護士によりますと、まとめサイトによって新たな人権侵害が生じたと認めた判決は珍しいということです。
判決について、李さんは「ネットには差別的な書き込みが多いので判決が歯止めになってほしい」としています。一方、運営者の代理人の弁護士は「控訴する」としています。