米仏首脳が電話会談 レバノンの事態収束へ協力で一致

米仏首脳が電話会談 レバノンの事態収束へ協力で一致
レバノンの首相が訪問先のサウジアラビアで突然、辞意を表明し、政治的な混乱が深まる中、アメリカのトランプ大統領は、フランスのマクロン大統領と電話で会談し、事態の収束に向けて同盟国と協力して対処する必要があるという認識で一致しました。
レバノンのハリリ首相は、今月4日、暗殺されるおそれがあるとして、訪問先のサウジアラビアで突然、辞意を表明しました。
ハリリ首相は、イスラム教のシーア派組織ヒズボラに融和的な態度をとってきたことから、対立するスンニ派のサウジアラビアに拘束され、辞任を強要されたとの見方も出ており、周辺国も絡んで政治的な混乱が深まっています。

こうした中、アメリカのトランプ大統領は18日、レバノンの旧宗主国で歴史的に関係の深いフランスのマクロン大統領と電話で会談しました。ホワイトハウスによりますと、両首脳はレバノンで影響力を増すヒズボラや、その後ろ盾となっているイランによる行動は地域を不安定にするとして、同盟国と協力して対処する必要があるという認識で一致したということです。

アメリカは、レバノンを舞台にサウジアラビアとイランの対立が表面化し、中東での新たな火種になりかねないと警戒を強めていて、フランスなどとともに事態の収束を急ぎたい考えです。
米仏首脳が電話会談 レバノンの事態収束へ協力で一致

米仏首脳が電話会談 レバノンの事態収束へ協力で一致

レバノンの首相が訪問先のサウジアラビアで突然、辞意を表明し、政治的な混乱が深まる中、アメリカのトランプ大統領は、フランスのマクロン大統領と電話で会談し、事態の収束に向けて同盟国と協力して対処する必要があるという認識で一致しました。

レバノンのハリリ首相は、今月4日、暗殺されるおそれがあるとして、訪問先のサウジアラビアで突然、辞意を表明しました。
ハリリ首相は、イスラム教のシーア派組織ヒズボラに融和的な態度をとってきたことから、対立するスンニ派のサウジアラビアに拘束され、辞任を強要されたとの見方も出ており、周辺国も絡んで政治的な混乱が深まっています。

こうした中、アメリカのトランプ大統領は18日、レバノンの旧宗主国で歴史的に関係の深いフランスのマクロン大統領と電話で会談しました。ホワイトハウスによりますと、両首脳はレバノンで影響力を増すヒズボラや、その後ろ盾となっているイランによる行動は地域を不安定にするとして、同盟国と協力して対処する必要があるという認識で一致したということです。

アメリカは、レバノンを舞台にサウジアラビアとイランの対立が表面化し、中東での新たな火種になりかねないと警戒を強めていて、フランスなどとともに事態の収束を急ぎたい考えです。