介護施設の非常勤職員がみそ汁の鍋に下剤を入れ逮捕

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介護施設の職員用食堂のみそ汁に、下剤を入れたとして介護老人保健施設の非常勤の男が逮捕されたというニュースです。

兵庫県警伊丹署は15日、偽計業務妨害の疑いで、伊丹市荒牧6にある介護老人保健施設の非常勤職員の男(52)=同市=を逮捕した。

 逮捕容疑は13日午前10時すぎ、介護老人保健施設で、職員用食堂のみそ汁が入った鍋に異物を入れた疑い。男は「下剤効果のある錠剤を入れた」と容疑を認めているという。職員に健康被害は出ていない。

 同署によると、10月30日と11月6日に同施設の栄養士に職員から「味がおかしい」と相談があった。同13日も渋い味がしたため、同署に通報。職員が設置したビデオカメラに不審な動きをする男が映っていたという。

 男は3月から勤務し、送迎車の運転手をしていた。

引用元:神戸新聞NEXT 11/15(水) 19:03配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171115-00000019-kobenext-l28



◆やっぱり介護現場には変な職員が多いという印象

介護職員が利用者を殺害してしまった、という事件報道も最近ありました。
【参考記事】
「布団を何度も汚された」ので入所者を殺害したニチイの事件

今回の下剤を入れた非常勤職員は、
介護職員ではなく送迎者の運転手だったようです。

こういったニュースが流れるたびに、
世間の目や受け取る印象は、
「やっぱり介護の仕事をしてる人って変な人が多いんだね」
と思われてしまうのではないでしょうか。

「変な人ばかりではないんですよ」
と一旦否定をしつつ
「確かに変な人も多いです」
と言わざるを得ません。



◆介護現場に変な職員が多い理由

その理由としては、
・変な人でも受け入れる敷居の低さ
・入職後に心を病んでしまう劣悪な労働環境

が挙げられます。

例えそうであっても、
犯罪を犯して良いはずがありません。

しかし人材不足の介護業界では、
そういう資質の無い人間でさえ受け入れ、
今後も受け入れ続けるという悪循環の中で、
自らの手で首を絞め陥れているのです。

入職後の労働環境にも問題があります。
他業種・業界から来た人はすぐにピンと来る
『きな臭さ』があります。

常に何かがくすぶっている感じで、
陰湿ないじめやパワハラが存在します。

・挨拶をしない
・無視をする
・揚げ足を取る
・やり玉に挙げる
・吊るし上げる


【参考記事】
職場で挨拶をしない人が多いので、いっそのこと『挨拶無し』にしてしまえばいい
介護業界は『言ったもの勝ち』の世界なので人間関係が良くならない

それらがあたかも『日常業務』かのように行われています。







◆なぜ下剤を入れたのか

ニュース記事では記述されていませんが、
こういった事件の大体の動機は
・職場のストレス
・会社への不満

という理由が多いように思います。

しかし、そうだとしても犯罪行為をしてしまうのは間違いです。
敷居の低さによって、
そういう性根を持った人間が介護現場にはまだまだ多く働いていることでしょう。

入職後のストレスが人を追い詰め、
個々の性根や本質や人間性を露わにするのです。

犯罪に走る人もいれば、
心折れてしまう人もいます。
環境や労働内容が賃金に見合わず、早々に辞めていく人もいることでしょう。

今回の犯人は運転手とのことですから、
給料としては介護職員より低いと思われます。

まだまだ働き盛りの52歳が何故、
・運転手になったのか
・ならざるを得なかったのか


『52歳の男性が介護職員より給料が低いであろう介護施設の運転手になる』
という時点で、介護業界を飛び越えて日本の社会情勢の闇があるのかもしれません。


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