行き交う買い物客の涙を誘い「ショッピングモールの歌姫」とも呼ばれるシンガーソングライター、半崎美子さんのライブが福井市で開かれました。
シンガーソングライターの半崎美子さんは、北海道出身で曽祖父は福井県の生まれです。
半崎さんは１９歳の時、歌手を目指して上京した後、全国２００か所以上のショッピングモールをまわり続け、「ショッピングモールの歌姫」とも呼ばれています。
福井市のハピテラスで開かれたライブには約５００人が集まり、半崎さんはみずから作詞・作曲した４曲を歌いました。
このうち「サクラ～卒業できなかった君へ～」は卒業を迎えられずに若くしてなくなった人に思いを馳せた曲です。
観客の中には涙を浮かべながら歌声にじっと聞き入る人もいました。
歌を聴いた鯖江市の女性は「半崎さんの歌声を直接聞きたいとずっと思っていました。やはり生で聞くと感動して涙が出そうになりました」と話していました。
半崎さんは「先祖が福井県出身でゆかりがあるので、これまでにもライブを開いたことがあります。
歌を聞きに来てくれた人たちとの会話から生まれる歌が多いので、みなさんの心に寄り添って曲を書き続けたいと思います」と話していました。