ネットギークが１４日に公開した記事「【炎上】TBSの加計学園報道に数字捏造疑惑が浮上」が、初歩的な確認不足による誤報であることが判明した。該当記事のコメント欄には現役学部生が登場し、詳細な説明でネットギークの間違いを指摘している。
ネットギークは当初、TBSが示した北海道大学の学生数と教員数がデタラメで、捏造の疑いがあると主張していた。しかし、北海道大学の獣医学部は帯広畜産大学との共同獣医学過程であり、TBSが示した数字が正確なものと判明、ネットギークの誤報が確定した。TBSに対しては「これは謝罪・訂正すべき誤報ではないだろうか。」と糾弾していたネットギークだが、自分の間違いが指摘されたことに対しては「TBSの分析は全く意味が分からない。」と、全力で誤魔化そうとしている。
現役学部生に指摘されても謝らない
TBSの報道は、北海道大学が「学生８０名、教員１００名弱」に対して、加計学園が新設する獣医学部は「学生１４０名、教員７５名」と学生数に対する教員数の少なさを指摘し、指導体制に疑問を呈すものであった。これに対してネットギークは、北海道大学は「学生２１２名、教員５７名」が正しい数字であるとし、TBSは北海道大学の学生数を極端に少なくし教員数を多く捏造しているという主張だ。
ネットギークが掲載した写真
しかし、ネットギークの指摘は根本的に間違っており、加計学園が初年度の１学年分の生徒数なのだから、比較対象の北海道大学を全学年にするのは間違っている。ネットギークは毎年、学生が入ってくるたびに教員がセットで増えていき、卒業とともに教員が去っていくとでも思っているのだろうか？
また、北海道大学獣医学部は帯広畜産大学との共同獣医学過程であり、帯広畜産大学の生徒数を含めるとTBSの示した通り単年度で定員８０名である。しかも教員数はネットギークが示した資料が古く、現在は１００名弱で間違いないことを現役学部生がコメントしている。
この的確な指摘に対してのネットギークの言い訳が酷い。
【追記】
おそらくTBSは共同獣医学部課程のある帯広畜産大学の学生数・教員数も含めて「北海道大学」と表示している。学生数は1学年分で、教員数は学校全体の数字を使っている？
しかし加計学園は1年生が入学しても2～6年生がいない状態が続き、その分の教員は不要。また今後、教員を外部から獲得して博士課程もつくる予定なのだから単純に比較できないはずだ。TBSの分析は全く意味が分からない。
いよいよ残念なレベルだ。
「学生数は1学年分で、教員数は学校全体の数字を使っている？」
加計学園の数字も１学年分に対して学校全体です。しかも加計学園は初年度の着任は３４名で全体の半分、７５名は次年度からの着任を含めた数字。教員には辞退者が出ているので先行きは不透明だ。
「しかし加計学園は1年生が入学しても2～6年生がいない状態が続き、その分の教員は不要。」
だから、それは北海道大学も同じ！
TBSに対して「捏造」と糾弾し「これは謝罪・訂正すべき誤報ではないだろうか。」とまで言い放っておいて、自分が間違っていたとか目も当てられない。しかも謝らない。
指導環境について指摘するなら、TBSと縁の深い毎日新聞の地方版が今年の１月までは「国の基準に照らすと優れた教育環境」と大絶賛していたのに、野党が難癖をつけ始めた途端に手のひらを返し批判に転じていることだろう。
加計獣医学部、毎日新聞が「国の基準に照らすと優れた教育環境」と報じていた
パクリと捏造でしか記事を書けないネットギークはどうしようもねえな。
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