11月の頭にセブに遊びに行ってきました。
仲間と泡パしたり、シュノーケリングをしたりと、いろいろと楽しいこともありましたが、
簡単に書くと、内心すごい凹んだ旅行でした。
この件については、全くブログに書く気になれなかった。
やっと筆を取ろう(というかタイピングしよう)と思えたのは、少しずつ自分のやるべきことや、自分にしかできないことをし続けるほかないと考えたから。
沢山の人と会いました
セブに滞在していたのは5日間。ホリエモン祭りや、小田桐あさぎさん率いるアサギストの合宿に参加してきまして。以前記事にした英語留学以外にもたくさんのイベントがありました。
QQ English 英語体験留学に参加してきました! - よりどりみどり
ホリエモン祭りでは、投資家の谷家さん、SHOWROOMの前田さん、QQ Englishの藤岡頼光さんらとホリエモンが対談する時間があって。
その中で聞いたビジネスの話。そして、有名な起業家の彼らにクラウドファンディングを募る駆け出しの起業家さんたちの話から、自分のちっぽけさを痛感しました。
例えば、駆け出しの起業家さんたちが、前田さんや谷家さんたちにアドバイスを請うシーンがあったのですが、彼らは、わたしにはとてもできないアドバイスをどんどん繰り出していきました。そしてそれらは、感覚的にとても正しいことなのだということもわかります。分からない単語も1つや2つではなかった。
そしてアサギスト率いる小田桐さん。120人強の彼女のコミュニティの中から、約40人を募ってまさか海外で合宿をして。私自身も、今実際自分で仕事をし始めているけれど、今のわたしにはそこまで大人数を束ね上げる強制力というか、人をまとめ上げる力はありません。
私の心の中には、目に見えない教会のような、安心できて人生の活力になるようなコミュニティ、そんなものを作ってみたいという願いがあります。生きることに不安を抱えている人がたくさんいるから。人生の指標を失ってしまう人も多くいる。健全でまっすぐな人間性を持っていても息苦しい人が大勢います。そういう人たちの救いになれたら。
1年間、あさぎさんをロールモデルにして走ってきたけれど、彼女と私とは全くタイプが違ったし、性格も違った。似ているところが少しあるだけで、同じ存在にはなれなかった。そんなことはもう半年以上前に気づいていたけれど、それを認めたくなかったというか。少し追いついたかなあと思うと、もうびっくりするくらい距離が離れている。別に勝ち負けではないしそんなことで争うつもりは彼女にも私にも毛頭ない。だけど、多分私も同じようなことをやりたいんだろうな、とにかくまあ数十人をまとめて海外で合宿とか、さらにホリエモンに心のままに熱狂していく姿に、私はとにかく絶望と悔しさを感じるほかありませんでした。
熱量のなさにクエスチョン
わたしには、ここまで大きな熱はあるのだろうか?
命を燃やすように、一生懸命にやりたいことは、今あるだろうか?
自分の力で仕事がしたい。絶対に自分の力で月に100万円以上稼ぎたい。
そう思ってコンサルを少しずつ続けたり、もっと幸せになりたい、という人の応援をする講座を作り上げ、より良いパートナーシップや人間関係を実現するヒントを伝え続け、実際に目の目で人生が変わっていく人を何人も見て、自分と人の夢を一つ二つ三つ叶えてきたこと、その気持ちと行動はもちろん嘘ではありません。ていうか本気です。
会社を辞めて、自分の力で仕事をする!ということは、絶対に成し遂げたくてやってきました。だけど、今現在、あの時何もなかった自分が感じた熱はあるだろうか。一度叶えたことを続けることはさして難しくありません。
きちんと向かい合ってみたら、私の心には、正直、以前と同じほどの熱量はないことがわかって。
忙しいという時は心をなくすと書きます。会社を辞めてもずっと頭の中は忙しかった。ある意味心がなくなっていたのかもしれません。
絶望を胸に
私って本当に大したことがない。
大志もなければ、大きな夢もない。
熱量のあるホリエモンや起業家たちを見て、本当に絶望しました。
会社員を辞めて起業家の仲間入りをしたと思っていましたが、
一体、ちょっと稼げたぐらいでなんだろう。
彼らと私には大きな大きな差があったのでした。
ビジネスに対する覚悟や思い入れ、様々な状況を変えたいという心の底から湧き上がる熱や思い。熱量、情報量が全く違って。
私とて、面白いことをし、世の中の一歩先を見る人の意見や考え方を取り入れ、こうなりたい、という人たちと付き合いを続け、何もしてないわけではなかったのだけれども、
長年自分の力でビジネスをしながら逞しく生き抜いている人たちとは、
こんなにも差があるのかと、とても打ちのめされました。
それでも諦めない
だけどここでへこたれたくない。多分もう元の生活には戻れません。というか元の生活は間違ってた。そして考え続けました。
自分自身の幸せとは何か。生き甲斐とは何であるか。
私とは誰であるか。自分の胸の奥に潜む欲望や恐怖心は何か。
自分の正しさとは何であるか。真実とは何か。
仕事の先に何を望むのか。人生をかけてしたいことは何か。
こうなることは何となく予想していたのでしょう。セブから帰ってきた2週間。仕事を極限まで減らし、何もしない時間を多く持ち、ひたすら自己対話し続けてきました。目が腫れるほど泣いた日も少なくありません。
まだ全ての答えが全部出ているわけではありませんが、少しずつ自分なりの答えが見えつつあります。やりたいと考えていたことの一部が、実はそこまでやりたいことではなかったこと、自分の中に横たわる絶望的なほど深い孤独感に気づいたこと、自分の幸せは実はものすごく身近にあったこと。そしてこれらは今日明日でわかるものではないと思います。それでも私は生きながら、仕事をしながら、大切な将来の伴侶とともに過ごしながら、これらの答えを見つけていきたい。
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私はこのブログに今まで、自分の意見というものを少ししか書いていなかった気がします。
検索順位を上げるため。より多くの人の役に立つため。人に勇気を与えるため。なるべく中立の位置を保ち、お役立ちブログに徹し、自分の感情を押しとどめ、より良いメッセージを発信することで、炎上やつつかれたりすることを避けていました。
だけどこれからは、こうして自分の思っていること、考えていること、自分なりの価値観をもっと書いてみてもいいのではないかとやっと決断できました。
私がどんなにいいことを思いつこうが、考えていようが、それは書かないと伝わらないから。私の書いた文章を読んで、何かしら火がついたり、考えるきっかけになったり、新しいアクションを起こすきっかけになったとしたらすごく嬉しいです。
追伸:いろいろ書きましたが今はもう大丈夫。ご心配不要です
みどり