NNNドキュメント’17「“ただいま”をあきらめない 横田夫妻の40年」
2017年11月19日(日) 25時05分~25時35分 の放送内容
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最終更新日:2017年11月17日(金) 19時0分
番組詳細説明(内容)
【見どころ】
横田滋さん(84)、早紀江さん(81)が
13歳だっためぐみさんと引き裂かれてから、この11月で40年。そんな2人の素顔を独自に撮り続けてきた。夫婦の老いは容赦なく進み、滋さんは言葉に詰まる事が増え、自らの思いも語りにくくなった。
一方、アメリカと北朝鮮は緊張をエスカレートさせ、日本政府に拉致問題解決への具体的な動きはみえない。
命尽きる前に娘に会いたい…それだけだ。翻弄されたままの2人の心の声を、今こそ聞きたい。
【内容】
1 老いは容赦なく 2015.01〜
NNNドキュメントでは2014年、横田さん夫妻の活動の模様を田辺信道による独自映像で放送した。
VTRでは、その年の10月滋さんが、自宅近くで転倒し、上くちびるを7針縫う大けがをした後の様子がラスト近くのシーンで流れた。知り合いと大好きなお酒を飲み、一人で帰る時のことだった。
二人は、年老いていく我が身を案じ、毎日のように行っていた講演などを大幅に削ることにした。
なるべく命永らえて、めぐみさんとの再会を果たすために。
年が明けて15年1月。自宅マンションの集会室での集まりで、滋さんが口に運ぶのはノンアルコール飲料だ。健康不安ゆえに、大好きなお酒も控えることになった。我慢させる早紀江さんも、心苦しい。「何とかならないのかね…いつまでこんなことしてるのかと思って」
滋さんの訴えたい思いは以前と変わらないが、心身の衰えが進み、講演などで言葉が出てこない場面が増えてきた。
2014年には北朝鮮が、日本人行方不明者の調査を約束した「特別調査委員会」を設置したもののまったく進展することはなかった。一方で、核兵器開発やミサイル発射実験は次々に行われ、日本政府も北朝鮮に対して、独自の制裁措置を強化するなど、日朝関係は厳しさを増すばかりだ。
安倍政権には期待感を示してきた早紀江さんもこの頃から「解決する気があるのか」などと、批判をはっきり口にすることが増える。それほど、思いは切実だった。
2 一筋の光 1997.2
20年前の1997年2月。横田夫妻は日本テレビの取材に応じた。娘は北朝鮮に拉致されたかも知れないと分かったとき、早紀江さんは「これが本当なら本当によく頑張ったと」。
滋さんは「生きているんだろうなと今までずっと待っていました。」
1977年11月にめぐみさんがいなくなってから20年、夫婦は久しぶりにめぐみさんの誕生日にケーキを買ってお祝いした。
それから5年後の2002年9月。小泉元総理が訪朝し行われた日朝首脳会談で、北朝鮮が日本人の拉致を認め、謝罪した。しかし、北朝鮮は「めぐみさんは亡くなった」と告げた。
記者会見で涙にことばを詰まらせた滋さん、早紀江さんは「いつ死んだかどうかさえわからないようなことは、信じることができません」と気持ちを新たにした。
翌10月15日、拉致被害者5人が帰国。タラップを降り家族らと抱き合う被害者たちの姿を、
滋さんは代表者として出迎え、静かに、カメラに収めた。
3 それでも、思いを伝えたい 2017.05〜
そして今年。二人は講演もすべてやめ、時折の記者会見などにも早紀江さんが一人で参加するだけだ。滋さんの姿は人々の前から消えてしまっていた。
田辺ももうずっと滋さんの声を聞いていない。滋さんは現在デイサービスに通っている。滋さんに会おうと、田辺は時間を見計らってたびたび、自宅マンションの前へ。施設の車で戻って来た滋さんはもはや一人では歩けず、早紀江さんの支えが必要だ。早紀江さんにも介護疲れがにじむ。何度目かの時、田辺は滋さんの腕を取り、話しかけてみた。2日前にトランプ大統領が国連演説でめぐみさん拉致に触れたことについて滋さんは、「わかっている」、後で新聞を読み返してみる、と滋さんは話す。腕を組んだまま話すことおよそ20分。わかる単語はところどころだが、探り探り聞き続ける。その一言一言に耳を傾けて感じたのは、それでもなお語ろうとする、滋さんの思いだ。次はどこかに誘って、これからも滋さんの話をゆっくりと聞きたい。12年寄り添ったからこそ聞き取れる、心の声を。いまだ衰えない、解決への思いを…。
13歳だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致され40年。滋さん早紀江さんの素顔を独自取材で撮り続けてきた。老いが進む両親。ただ娘に会いたいだけ…その心の声を聞く。
出演者
- ナレーター
- 玉川砂記子
番組内容
横田滋さん(84)、早紀江さん(81)が13歳だっためぐみさんと引き裂かれてから、この11月で40年。夫婦の老いは容赦なく進み、滋さんは言葉に詰まる事が増え、自らの思いも語りにくくなった。そんなご夫婦の素顔を独自取材で撮り続けてきた。 そして今月6日、早紀江さんはアメリカ大統領と面会を果たす。そのとき、滋さんは…。命尽きる前に娘に会いたい…それだけだ。翻弄されたままの2人の心の声を、今こそ聞きたい
その他
- 属性情報?
- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント
人物情報
出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)(外部サイト)
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