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日馬富士暴行 貴乃花親方、協会と溝深く 黙して語らず

貴乃花親方

 横綱・日馬富士関(33)=伊勢ケ浜部屋=の前頭・貴ノ岩関(27)=貴乃花部屋=への暴行問題で、元横綱の貴乃花親方(45)が「協会に聴かれても堂々巡りだから、第三者を立てます」と法的手段も検討している。鳥取県警によって横綱への事情聴取などが進められているが、貴乃花親方の頭にはさらに日馬富士関側を相手取った民事訴訟もあるようだ。協会執行部と貴乃花親方の対立の溝も深まっている。

 協会の春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)によると、14日、日馬富士関の暴行問題が報道で発覚した際、協会は貴乃花親方と日馬富士関の師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)から事情聴取。その際、伊勢ケ浜親方が横綱の暴行を謝罪した上で「他の力士もいるので、場所後にしてくれないか」と被害届の取り下げなどを頼んだ。しかし、貴乃花親方は拒否をし続け、「協会に聴かれても堂々巡りだから、第三者を立てます」と法的手段も辞さない態度を示したという。春日野部長は「そんなやりとりが繰り返された」と話した。

 現執行部と貴乃花親方との対立は以前から続いている。協会が2014年に公益財団法人へ移行したのに伴い、力士ら協会員の法的な身分などを定めた入門時の誓約書を全部屋から提出させたが、いまだに貴乃花部屋だけは提出していない。

 誓約書には、本場所や巡業といった協会の公式行事への参加を義務づけ、力士、行司らが師匠を通さずに直接協会に不祥事などを伝えることができる「内部通報制度」なども記されているという。ある親方は「貴乃花親方は『師匠が絶対』という考え方が強く、新しい誓約書に納得ができないのではないか」と話している。

 貴乃花親方は問題発覚後は報道陣の質問にもほとんど口を閉ざしたまま。18日の九州場所取組後も無言で福岡国際センターを去った。

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