移民大国フランスの中でもパリには特に世界各国の料理が揃いますが、最近ブームなのがセレブも通っているという中東料理。ヘルシーでおいしく、専門店が続々と誕生。
なかでも評判の「YAFO」は、カジュアルな雰囲気で居心地もとってもいいです。
今週のお題「得意料理」
パリジャンはビオやヘルシーに目覚めているようですね。
オリーブオイル、野菜をたくさん使うイタリアンの流行もその一つ。その流れが、中東にまで拡大中。
ヤフーは、イスラエルの都市・テルアヴィヴの南部のこと。隣接するのはレバノンのベイルート。とても個性的で、健康的なお料理が日常にあふれています。
スライスしたゆで卵、ゆでたひよこ豆、オリーブオイル、パセリが乗ったフムスの一品「デリ」で8ユーロ。右が店主兼パティシエでもあるロタンさん。
レバノンにもイスラエルにも共通する料理として真っ先に名があがるのが「フムス」です。ひよこ豆のペースト。
シンプルなだけに、素材のよさと、適切な調理で全てが決まります。
フムスをベースに、アレンジが楽しめるのも魅力の一つです。「フランス人はフムスをアペロのつまみだと思っているけど、きちんとした料理なんだ」と店主のロタンさん。
フムス好きセレブとしてフランスで知られているのは、ミランダ・カーと、アン・ハサウェイ。アン・ハサウェイは、役作りで減量のため、6日間フムスとラディッシュだけでデトックスしたそうです。
フムス、はい、美味しいです。はまる人ははまります。ナッツのペーストのような味。スパイスはフランス人の嗜好に合わせて少しマイルドに調整したそうです。
ロタンさんは元パティシエで、ラデュレなど名店を経た折紙付。
ひよこ豆にはビタミンB1豊富で疲労回復や美容にもいいです。高タンパク、低カロリーなのでそりゃ、新婚の上記おふたりセレブも好んで食べているのもわかりますね。
ここに来たらフムスだけでなく、ぜええったいに忘れてはならないのが、イスラエル風のパンナコッタ「マラビ」。
ココナッツやローズ・ウオーター入りで、バラの香りがかぐわしいデザートです。ゼラチンを使用せず、アミドン(澱粉)なのでビーガンの方もOK。コーヒーはカルダモン入りCoffeeに、こちらのゴマのサブレを合わせておしゃべりは続きます。うーん、サクサク食感が素晴らしいです!
店を出る頃にはパリからエスニックな世界へプチトリップした気分になれちゃう、素敵な空間でした。
かもめ食堂にそっくりな感じもまた・・・・(笑・kotorio)
YAFO houmous deli - 96 rue d'Hauteville Paris 10
96 rue d’Hauteville 75010 Paris 12:00~14:30 土日定休