インディーズゲームの小部屋:Room#506「Superflight」
数日前から喉の痛みを感じつつ,今や咳と鼻水まで出始めた筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第506回は,GrizzlyGamesの「Superflight」を紹介する。本作は,翼の生えたスーツを身にまとい,猛スピードで大空を舞うというアクションゲームだ。うう,休みたいけど仕事が終わらない……。
本作のゲーム内容は単純明快。まるでギリシャ神話に登場するイカロスのような,両腕の部分に翼が付いたスーツを着て,ごつごつとした岩場だらけのマップの上を高速で飛び回ること。地形のすれすれをかすめるようにして飛ぶことでスコアを獲得でき,地面に激突するまでにどれだけ得点できたかを競うのがゲームの目的だ。
キャラクターの操作方法は,方向キーもしくはW/A/S/Dキーで上下左右に移動するというもので,ゲームパッドでのプレイにも対応している。キャラクターはひたすら滑空しているため,空中でブレーキをかけたりはできず,ごうごうとうなりを上げる風の音を聞きながら,猛スピードで空を駆けるスリルと爽快感を味わえる。
飛行中は徐々に高度が下がっていき,激突せずにマップの最下部に到達すると,自動的に次のマップにワープする。また,マップ内のところどころにあるワープポイントに飛び込むことでも,新しいマップに進める仕組みだ。マップの最下部から次のマップに進んでも得点にはならないが,ワープポイントを使うと1000ポイントが加算されるので,地形のギリギリを攻めながら,積極的にワープポイントを活用するのがハイスコアのコツだ。
そして本作でもう一つ特徴的なのが,マップが次々と自動生成されるという点。変化に富んだカラフルな地形は見ているだけでも楽しく,失敗してもすぐにリトライできるテンポの良さもあって,ついつい夢中になって遊んでしまう中毒性がある。マップの自動生成では,自分が入力した文字列を乱数のネタ(seed)に使うこともでき,筆者が試してみたところ,英数字はもちろん,漢字やひらがなを入力することもできたので,自分の名前や誕生日,適当な単語などを入れてマップを作ってみるのも面白いだろう。
シンプルなゲーム性で,ちょっとした気分転換に遊ぶのにもってこいの本作。猛スピードで地形に突っ込み,ぎりぎりで避けていくスリルには本能的な面白さがあり,病み付きになってしまうこと間違いなし。そんな本作はSteamにて310円で発売中なので,鳥人間になって極限のスリルを追い求めたい人は,ぜひどうぞ。
■「Superflight」公式サイト
https://superflightgame.com/- この記事のURL:
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